現時点での「今夏最高額移籍ランキング」がすごい!まだ17日なのに

このところのサッカー界は選手の価値がうなぎのぼりになっており、毎年移籍金の記録が更新されていく状況だ。

今夏もまだマーケットが始まって2週間あまりでありながら、もう多くの「大型移籍」が行われてきた。

現時点の2019-20シーズンにおける「最高額移籍TOP10」をランキング形式で見ていこう。

10位:エデル・ミリタオン(ポルト→レアル・マドリー)

移籍金:4500万ポンド(およそ65.5億円)

移籍マーケットが始まる4ヶ月前に発表されたミリタオン。FCポルトに加入してから僅か1年だったが、インパクトを残してレアル・マドリーへと引き抜かれた。

当初ポルトガルでは右サイドバックとして起用されたものの、その後センターバックとして定着。スペインではどのような使われ方になるだろうか。

9位:アーロン・ワン=ビサカ(クリスタル・パレス→マンチェスター・ユナイテッド)

移籍金:5000万ポンド(およそ72.8億円)

マンチェスター・ユナイテッドで最もアップグレードをしなければならないポジションではなかっただろうが、右サイドバックに素晴らしい才能を手に入れた。

『ザ・スパイダー』という渾名も付いた彼はまだ若く、オールド・トラッフォードでさらに世界有数の選手に成長する可能性がある。

8位:タングイ・エンドンベレ(リヨン→トッテナム)

移籍金:5500万ポンド(およそ80億円)

トッテナムが夏のマーケットにおける大型取引をやったことに驚きもあるが、エンドンベレは彼らの中盤をアップデートするための重要なピースになる。

マウリシオ・ポチェッティーノ監督のチームはこの数年新戦力の引き入れをほとんどやってこなかったため、昨季は苦しめられた。今季も補強は最低限になるかもしれないが、だからこそタフな彼が来たことは重要だ。

7位:ルカ・ヨヴィッチ(フランクフルト→レアル・マドリー)

移籍金:5800万ポンド(およそ84.4億円)

ベンフィカからフランクフルトに長期ローンされていたヨヴィッチ。ドイツで70試合34ゴールを決める活躍を見せた後、昨季終盤に700万ポンドで完全移籍した。

そしてその2ヶ月後、その8倍以上の価格で彼を売却することに成功した。なお、そのなかの1000万ポンド(およそ14.6億円)はベンフィカに支払われる予定だ。

6位:ロドリ(アトレティコ・マドリー→マンチェスター・シティ)

移籍金:6300万ポンド(およそ91.7億円)

フェルナンジーニョがキャリアの終盤に差し掛かっており、マンチェスター・シティはその後継者と契約しなければならない時期がやってきた。

もちろんフェルナンジーニョは不可欠な存在だが、ロドリは今季多くの出場機会を得ることになるだろう。来季以降にレギュラーを務められるようにするために。

5位:フレンキー・デ・ヨング(アヤックス→バルセロナ)

移籍金:6500万ポンド(およそ94.6億円)

この才能あるオランダのMFについて何を言えばいいだろうか。デ・ヨングはレアル・マドリーやユヴェントス、トッテナムを相手に品質の高さを見せつけた。

オランダ代表でももはや重要な存在になっているボランチは、やや高齢化が進んでいるバルセロナの中盤でキープレーヤーになることを望んでいる。

4位:リュカ・エルナンデス(アトレティコ・マドリー→バイエルン)

移籍金:8000万ポンド(およそ116.4億円)

今夏のマーケットでアトレティコ・マドリーは多くの選手を放出することになったが、その一人がリュカ・エルナンデスだ。

フランス代表でワールドカップ優勝を経験した彼はバイエルンの誘いを受託し、その移籍金は8000万ポンドに達した。

3位:エデン・アザール(チェルシー→レアル・マドリー)

移籍金:8800万ポンド(およそ128.1億円)

全く驚きのない移籍だった。長い間レアル・マドリーへの移籍が噂され、本人もその希望を公にしていたアザールが、ついにサンティアゴ・ベルナベウへと足を踏み入れた。

昨年夏にクリスティアーノ・ロナウドを失ったレアル・マドリーの前線はスパークを欠いている。そこにアザールが危険な香りをもたらすはずだ。

2位:アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリー→バルセロナ)

移籍金:1億800万ポンド(およそ157.2億円)

7月12日にバルセロナが彼の獲得を発表したとき、グリーズマンの長きに渡って伝えられてきた移籍の噂は終わりを告げた。

その取引は非常に複雑になっており、アトレティコ・マドリー側はバルセロナの早期接触を問題視し、その際に設定されていた契約解除条項1億8000万ポンド(およそ262億円)を支払うことを要求しているが…。

1位:ジョアン・フェリックス(ベンフィカ→アトレティコ・マドリー)

移籍金:1億1300万ポンド(およそ164.4億円)

キリアン・エムバペに次ぐ「世界で2番めに高額な10代選手」となったジョアン・フェリックス。アントワーヌ・グリーズマンの後継者として前線に君臨することが期待されている。

ベンフィカでデビューから半年、1月にレギュラーを獲得してから13ゴール。ヨーロッパリーグではハットトリックも決めており、その期待感が強烈な額の取引に繋がった。

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