【高校野球神奈川大会】ベイ三浦コーチ長男が夏のマウンドに初登場

◆平塚学園9-2厚木清南愛川・中央農

 平塚学園の「18」が夏のマウンドに初登場だ。

 ベイスターズの「ハマの番長」三浦大輔投手コーチの長男・澪央斗が七回に今大会初登板。「やってきたことを出し切ろうと思ったけど…」。自身の失策を挟む4連打を浴びて2失点を喫し、ほろ苦いデビュー戦となった。

 「全部出し切って、勝負してこい」。最後の夏を前に、そうひと言だけ父に声を掛けられていただけに、「納得はできない」と残念そう。それでも、最速131キロの直球とカットボールを巧みに操る右腕は、平学が頂点を目指す上で欠かせない存在だ。

 「変化球が高めにいったのは反省点。最後にやりきったと思える夏にしたい」と澪央斗。偉大な父に最高の報告をするまで、この夏を終わらせない。

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