1回戦屈指の好カードとなった海星-波佐見。中盤までは接戦だったが、海星が七回からの3イニングで計9点を奪って試合を決めた。加藤監督は「ビッグイニングをつくれたことは評価できる」と淡々と振り返った。
4-3の四回に、2本のソロ本塁打を浴びて逆転された。嫌なムードを断ち切ったのは七回。松尾悠の適時打で同点とすると、なお1死満塁の好機で、主将の坂本が打席に立った。「仲間が必死につないでくれた。自分が打たないと」。高めの直球を中前に運び、勝ち越しの適時打。その後の猛攻につなげた。
昨年は準優勝。今年は決勝で借りを返すのが目標だ。加藤監督は「今のままでは厳しい。終盤のような攻撃を、中盤でできないといけない」と課題を挙げる。坂本は「ぶれずに、やるべきことをやっていく」と言葉に力を込めた。
実力校対決 海星・主将坂本 勝ち越し打 波佐見 打ち崩す
- Published
- 2019/07/17 10:36 (JST)
- Updated
- 2019/07/17 10:57 (JST)
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