長崎東が抜群の試合運びで昨夏4強の佐世保工に大勝。今季は主要県大会で1勝もできていなかったチームが、悔しさをバネに大きく躍動した。山口監督は「苦しんできた選手たちが、よく、諦めずにやってくれた」と感極まった。
長崎東中出身で183センチの長身左腕、入江が好投。これまで結果を残せずに「エースとして誰よりも責任を感じてきた」。低めのスクリューを効果的に織り交ぜて七回までに二塁を踏ませたのは2度だけ。「本当に助けられて『0』を続けられた」と振り返ったように、バックも二塁竹村が中堅への安打性の打球を見事にさばき、左翼吉田が好返球で本塁生還を許さないなど、無失策で盛り上げた。
目標は昨夏の8強超え。九回にランニング本塁打も放った主将の竹村は「スローガンの全員野球で1勝をつかめた。コンディションを整えて“進学校から甲子園”をかなえたい」と力を込めた。
長崎東・入江7回無失点 佐世保工 逸機響く 悔しさバネに好発進
- Published
- 2019/07/17 10:39 (JST)
- Updated
- 2019/07/17 10:48 (JST)
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