【MLB】大谷、6回は好機で中飛も今季20度目マルチ 試合は“報復死球”から乱闘寸前の騒ぎも…

「3番・DH」で先発出場しているエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

来場者先着3万人に自身のボブルヘッド配布の一戦で…自己最長の12戦連続出塁

■エンゼルス – アストロズ(日本時間17日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、本拠地アストロズ戦に「3番・DH」で今季最長の10試合連続スタメン出場。初回には快足を飛ばして先制打を放つと、2回の第2打席は痛烈な中前打で8試合ぶり、今季20度目のマルチ安打とした。第3、4打席は凡退したものの、自身の首振り(ボブルヘッド)人形が来場者先着3万人に配布された一戦で存在感を見せている。

 大谷は初回、無死一、三塁の好機で「オープナー」のメジャー通算92セーブ右腕ロンドンの96マイル(約154キロ)の直球を三遊間へ転がし、先制の適時内野安打。エンゼルスはこの回、打者一巡の猛攻で一挙6得点と大谷の一打から打線に火がつき、「オープナー」のロンドンを2/3回でKOした。

 大谷はさらに、2回1死走者なしで2番手デベンスキーから打球速度114マイル(約183キロ)の痛烈な中前打。今季20度目のマルチ安打をマーク。第3打席は4回2死走者なしの場面でニゴロ、第4打席は6回2死一、二塁の好機で中飛に倒れたものの、連続出塁も自己最長を更新する「12試合」とした。

 6回にはマリスニックへの死球から乱闘寸前の騒ぎとなり、大谷もベンチから飛び出す場面も。マリスニックは7日(同8日)の前回対戦で捕手のルクロイと本塁クロスプレーで激しく衝突。危険なタックルだったとして2試合の出場停止処分を受けたが、故意ではなかったとして異議申し立てをしていた。死球にアストロズベンチから文句が出たのか、一塁手のプホルスが激怒。ブルペンやベンチから選手が次々と出てきて一触即発の事態となり、場内は騒然となった。

 エンゼルスは後半戦に入って負けなしの4連勝中。大谷の今季通算成績は試合前まで57試合出場、打率.294、14本塁打、39打点、OPS(出塁率+長打率).897で、58試合目で40打点に到達した。(Full-Count編集部)

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