大塚家具、業務提携するヤマダ電機に社員出向と商品提供を本格化

 経営再建中の(株)大塚家具(TSR企業コード:291542085、大塚久美子社長、JASDAQ)は7月17日、業務提携している(株)ヤマダ電機(TSR企業コード:270114270、三嶋恒夫社長、東証1部)に家具などの商品供給を本格化すると発表した。
 7月19日、リニューアルオープンする「インテリアリフォームYAMADA前橋店」にベッドやマットレス、ソファ、ダイニングなどを供給。さらに同店舗に大塚家具の社員5名を出向させ、きめ細かいサービスを提供する意向だ。
 大塚家具とヤマダ電機は2月15日、業務提携を発表していた。すでにヤマダ電機の約10店舗に大塚家具の社員20名が出向し、ソファなど家具も提供している。ヤマダ電機と大塚家具が相互にノウハウを提供することで両社の企業価値の向上を図る。
 大塚家具は7月3日、第三者割当による新株の発行が一部中止となり、増資の調達額が約12億円減少。この減額により倉庫の自動化・省力化の一部投資を見直すことを発表している。

業務提携しているヤマダ電機と大塚家具

業務提携しているヤマダ電機と大塚家具

(東京商工リサーチ発行「TSR情報全国版」2019年7月18日号掲載予定「SPOT情報」を再編集)

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