実は体育会系!?なCAの世界
CAの世界は女の園。
女性ばかりの世界と言うと、どうしても陰湿なネチネチしたイメージを持たれがちです。
しかし、CAの世界はネチネチというよりも、体育会系なことがほとんど!
厳しいところはもちろん厳しいですが、竹を割ったようにさっぱりした人が多く、怒ったことを引きずりません。
そんなCAの体育会系な世界を少しだけお見せします。
オフィスに入るときは挨拶して一礼
オフィスに入るときは、誰も見ていなくても「おはようございます!」など挨拶をして一礼をしてから入ります。
誰に挨拶をするというわけでもなく、その空間全体に挨拶をして「よろしくお願いいたします」という気持ちを示すためです。
その後、本日のフライトメンバーの一人ひとりへ挨拶をします。
先輩を見かけた場合は、必ず自分から挨拶するのが鉄則です。
先輩の雑務には必ず「私がやります!」
フライトの準備や資料作り、コピー取りなど、新人が行う業務は決まっています。
それ以外でも先輩が何か雑務をやろうとしていたら、まず「私がやります!」と声をかけます。
機内でも先輩が何かを運ぼうとしていたり、頼まれものをしていたら必ず「私がやります!」。
先輩の仕事を取るのが新人の仕事とも言われる程、常に周囲の行動に気を配って自分ができることはないか意識を張っているのです。
5年は続くCAの新人時代
CAの新人時代は1年で終わるかと思ったら大間違い!
CAの世界では、新人時代が長いのです。
航空会社に寄りますが、入社から約1~2年国内線を乗務すると国際線へと移行します。
そうするとまた一番新人になります。
さらに国際線は配属されるグループ数が何百とあるので、自分の下に後輩が入ってこないこともしばしば。
2~3年は自分が一番下ということもよくあります。
一般的には「中堅」と呼ばれるような年齢でもCAの世界だと新人なのです。
そのため先輩への気遣いや上下関係をみっちり学べるのです。
指導はその場で、ステイ先では楽しく
新人時代はいろいろな失敗を経験するものなので、先輩CAから指導を受けることもしばしば。
その指導は、基本的にはフライト内で完結させます。
なぜなら、1フライト終わったらまたすぐに次のフライトが待っています。
その時に同じ失敗を繰り返さないためにも、1フライトの中で気づいたことは伝えるのがCAにとっては基本。
後から言われるより、リアルタイムで指導を受ける方が受ける方も素直に聞くことができます。
もちろん、寛いだお時間をお過ごしのお客様の前での指導は行いません。
また、指導をしていただいたとしても、ステイ先に到着すれば一緒に楽しい時間を過ごします。
怒ったことは、いつまでも引きずらないのがCAの先輩。
指導はしっかり行いますが、後味はさっぱりというのが、CAの世界なのです。
女の園=陰湿というイメージがありますが、割とさっぱりとしているのがCAの世界。
さっぱりした中にも、はっきりした上下関係や、常識や気遣いが求められるところが体育会系と言われる所以かもしれませんね。