この番組は、親がいないところで子どもがどう奮闘するのだろうと成長を楽しむものであって、「子どもにおつかいさせよう」というものではない(写真はイメージです)
「はじめてのおつかい」の影響による危険性を指摘する声が上がっています。幼い子供が一人で買い物に行く危険性を考えられない親の存在に「本当に実行するバカ親が現実にいたとは……」と、驚きを隠せない方が大勢いるようです。
7月15日に放送された、人気番組『はじめてのおつかい』。まだ幼い子供たちの奮闘ぶりに「癒された」「泣いた」といった感想が上がり、感動を呼んでいる同番組ですが、一部で番組の影響による危険性を指摘する声も上がっています。
その中で『はじめてのおつかいを観る度に思い出すことが一つ。』と投稿されたツイートが話題になっていました。
『某ディーラーで働いていた時、小さな女の子が一人でお店の前を歩いてきた』
と、投稿者は当時の状況を振り返ります。
そのお店があったのは、片側3車線の大きな国道沿い。そして、その幼い女の子の周りには親とみられる人物はおらず、明らかに一人だったそうです。そんな状態の女の子に投稿者は慌てて声をかけました。年齢をきくと指を3本出したといいます。
迷子かもしれないと通報し、店内で保護したそうですが、その女の子は「はじめてのおつかい」の最中だったようです。
『長々と書いても仕方ないので結論から言うと、「はじめてのおつかい」でした。リュックに書いてあった電話番号に警察が連絡したら、親は自宅で待っていたそう。3歳の女の子が、本当に一人』といった内容が投稿されていました。
この一連のツイートは拡散され、
「似たようなことを危惧してはいましたがまさか本当に実行するバカ親が現実にいたとは……」
「世の中にはあんな小さい子でも“一人で”出来ると思う親がいますからね…」
「あの番組、めっちゃ遠くまで行きますよね…しかも兄弟の世話しながらだったり大きな店舗だったり本当怖くて見れません。しかし本当にやる親がいるとは」
「3歳は本気で無理だよ…5歳も一人ではさせられない。怖くて自宅で待ってられないよ」
「はじめてのおつかいを見た親が、あれだけ大人数のスタッフが囲って綿密に打合せして行ってる事を理解できないのか」
「一般人が真似したらダメだよ…。」
といった声が上がっていました。
見守りもなしに幼い子供を一人で買い物に行かせ、それが事故や犯罪につながる危険性があることを考えられない親の存在に、驚きを隠せない方が大勢いるようです。
そして、投稿者も、
『「はじめてのおつかい」は、綿密な計画と、近所の見守りと、番組スタッフの見守りがあるから成り立つ「テレビの中のお話」ですよ。普通の親は言われなくても分かっているかもしれませんが、やる人は少なくないみたいです…。はじめてのおつかい放送後は多くなるらしいです。(当時の警察談)』
と語っており、番組の影響力の高さが伺えました。番組側も、その危険性をきちんと明示する必要がありそうです。(文◎絹田たぬき)