DeNAラミレス監督、広島ジョンソン攻略へ大胆オーダー「今日勝つために」

DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:荒川祐史】

1番中井、6番伊藤光、7番関根に8番は投手の浜口

■DeNA – 広島(17日・横浜)

 DeNAが17日の広島戦(横浜)で大胆なオーダー変更をし、カード勝ち越しを狙う。

 試合前の囲み会見。ラミレス監督は「今日はラインアップを少し変える」と切り出した。予告先発の左腕・ジョンソン相手に1番に中井を起用し、6番に伊藤光、7番・関根に続いて、8番に投手の浜口を今季初めて起用することを明かした。

 昨季は頻繁に行っていた「8番・投手」を復活したことについて、指揮官は「9番に入る大和は得点圏に強い。7番の関根は足が速いし、出塁すれば8番が送りバントで大和、さらに上位打線につなげることができる」と意図を説明した。

 関根の起用については「今まであまり打てていない人を起用すると、ヒーローになることがあるのが野球というもの。今日、彼がいい働きをすればチームの勝ちにつながることになるはず」と、今季2度目のスタメンとなる24歳に期待した。

 後半戦から筒香を2番に置く新打線が機能し、16日は8得点で逆転勝ちした。流れに反するオーダー変更にも見えるが、ラミレス監督は「ピッチャーも違うし、その日、その日をどう勝っていくかを考えてやっている。今日勝つためのラインアップを用意したつもり」と、信念を貫く考えを明かした。(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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