ハーパーが移籍後初のサヨナラ打 フィリーズ逆転勝利

【ドジャース8-9xフィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

2回終了時点で5点をリードしたフィリーズは、その後ドジャースの反撃に遭い、9回表にクローザーのヘクター・ネリスがマット・ビーティに3号逆転3ランを浴びて2点のビハインドを背負った。しかしその裏、一死一・三塁からスコット・キンガリーのタイムリーで1点差に詰め寄ると、続くブライス・ハーパーが中堅A.J.ポロックを襲う痛烈な二塁打を放ち、一気に二者が生還。ハーパーの移籍後初となるサヨナラ打でフィリーズが劇的な逆転勝利を収めた。フィリーズ6番手のランヘル・スアレスが今季初勝利(0敗)をマーク。ドジャースのクローザー、ケンリー・ジャンセンは2点のリードを守れず、今季3敗目(3勝)を喫した。

フィリーズにとって、9回表にクローザーが逆転弾を浴びるという苦しい試合展開となったものの、ハーパーは「俺たちは決して負けたとは思っていなかった」と試合を振り返った。「ときどき負けることもある。昨日みたいに酷い負け方をするときもあるけど、今日みたいな勝ち方ができるときもあるんだ。だから野球は面白いんだよ」とハーパー。9回表にはネリスが逆転弾を浴びた直後、デービッド・フリースに死球を与えて退場を命じられ、そのジャッジに抗議したゲーブ・キャプラー監督も退場となるアクシデントもあったが、大型契約で加入したスーパースターが勝負強さを発揮し、ポストシーズン進出を目指すチームに大きな1勝をもたらした。

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