Dバックスの新人・ヤングがまたも好投 平野は1失点

【ダイヤモンドバックス9-2レンジャーズ】@グローブライフ・パーク・イン・アーリントン

ダイヤモンドバックスは、メジャーデビュー以来安定感抜群のピッチングを続けている新人左腕、アレックス・ヤングがまたしても見事なピッチングを披露。6回途中まで79球を投げてレンジャーズ打線をジョーイ・ギャロの22号ソロによる1点のみに抑え、無傷の3勝目をマークした。メジャー最初の4登板(先発3、リリーフ1)を終えて、防御率は驚異の0点台(0.96)。18回2/3を投げてヒットを6本しか許しておらず、被打率.100、被OPS.373、WHIP0.48と驚異的な数字が並んでいる。一方、レンジャーズは今季すでに12勝をマークしているランス・リンが6回5失点で今季5敗目。単独トップに立つ最多勝争いでリードを広げることはできなかった。

初回にエドゥアルド・エスコバーのタイムリーで先制したダイヤモンドバックスは、1対1の同点で迎えた5回表にケテル・マーテイの2点タイムリーで勝ち越しに成功。6回表にはイルデマーロ・バルガスに5号2ランが飛び出し、リードを4点に広げた。8回裏には4番手として平野佳寿が登板したが、ヒットと連続四球で無死満塁のピンチを招いて降板。残した走者がエルビス・アンドルースの犠牲フライで生還したため、失点1が記録された(防御率4.28)。3点差に迫られた直後の9回表には、ジャロッド・ダイソンの「足攻」とエスコバーの犠牲フライなどで4点を追加し、結果的には9対2で快勝。平野が作った大ピンチを最少失点で切り抜けた5番手のヨアン・ロペスのピッチングも見事だった。

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