大型台風5号北上 沖縄は高波警戒 西・東日本は週末にかけて大雨

17日午後3時現在 台風進路予想

 大型の台風5号は今後、発達しながら18日(木)から19日(金)にかけて沖縄の先島諸島にかなり接近する見込み。沖縄地方は18日から19日にかけて、うねりを伴った高波に警戒すると共に、強風や土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意が必要だ。
 
 大型の台風5号は、17日午後3時にはフィリピンの東にあり、1時間におよそ15キロの速さで北北西へ進んでいる。台風は発達しながら北上し、18日から19日にかけて先島諸島にかなり接近、その後20日(土)にかけて東シナ海を北上する見通し。沖縄地方では18日は、台風の接近に伴い風が非常に強く吹き、海上では大しけとなるため、うねりを伴った高波に警戒し、強風に注意が必要だ。また、台風周辺の暖湿気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となるため、落雷や竜巻などの激しい突風、短時間強雨にも注意が必要となる。

風と波に関する全般気象情報

強風・高波

 沖縄地方では、台風の接近により海上を中心に風が強まり、うねりを伴ってしけとなっている。18日は風が非常に強く吹き、大しけとなる見込み。うねりを伴った高波に警戒し、強風に注意が必要だ。

24時間予想降水量

大雨・雷

 沖縄地方は、18日から19日にかけて台風周辺の湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となる。このため、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがある。

台風そなえ

高潮

 台風の接近に伴い、沖縄地方では18日は海岸や河口付近の低地での高潮に対する注意が必要だ。

ウェザーマップ 週間天気予報

西・東日本でも大雨に

 梅雨前線が東シナ海から九州を通り、東日本の太平洋側へのびている。太平洋高気圧の北への張り出しに伴い前線は今後北上し、18日(木)から20日(土)にかけ日本海に停滞する見込み。
 
 前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本や東日本は18日から20日にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨や、激しい雨の降るおそれがある。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意が必要だ。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めるよう心掛けたい。

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