「べしゃり暮らし」間宮祥太朗×渡辺大知コンビが生漫才を披露!

テレビ朝日系で7月27日にスタートする連続ドラマ「べしゃり暮らし」(土曜午後11:15)の記者会見が行われ、主人公・上妻圭右役の間宮祥太朗、辻本潤役の渡辺大知、子安蒼太役の矢本悠馬、鳥谷静代役の小芝風花、土屋奈々役の堀田真由、梵健太役の浅香航大、金本浩史役の駿河太郎、藤川則夫役の尾上寛之、上妻しのぶ役の徳永えり、上妻潔役の寺島進が出席した。

本作は人を笑わせることが大好きで、笑わせるためなら命懸けで何でもやる“学園の爆笑王”こと上妻圭右(間宮祥太朗)と、高校生ながら元プロの芸人・辻本潤(渡辺大知)の成長と奮闘を描いた青春ドラマ。漫才師たちの熱い戦いが見どころの一つとなっており、演出を劇団ひとりが担当している。間宮は「オフの日がつぶれても全然いいから、漫才をめちゃくちゃ練習したいと言っていたんです。でも最初に2人で漫才の台本を読んだ時、ひとりさんが『なんか違うなぁ』って言うんですよ。『漫才の感じが出ないな』って。それで、セリフは覚えなくていいから、台本を置いて適当に2人で言いたいことを言い合って漫才をやってみてって言われたんです」と、最初の漫才の稽古について振り返った。一方の渡辺も「本番まで練習しないでって言われて不安になりましたけど、その言葉を信じてその稽古の後は本番まで一度もネタ合わせをしませんでした」と明かした。

劇団ひとりの的確な指導のかいもあり、次第にコンビとしてかみ合っていったという間宮と渡辺。その姿をそばで見続けた矢本は「僕は2人の漫才を見て笑うシーンが多いんですけど、役ではなくて素で笑ってました。毎回ボケを変えたりツッコミを変えたり、アドリブを入れながらの漫才はとても刺激的でした」と称賛。また、圭右の幼なじみ役の堀田も「私も矢本さんと一緒に見るシーンが多かったですけど、素で笑っちゃっていました。とにかくすごいです」と矢本に同意した。

間宮と渡辺の2人だけでなく、ライバル的存在の漫才師“デジタルきんぎょ”のコンビを演じた駿河と尾上も、“お笑い”を表現するために2人で集まってみっちり練習したことを告白。駿河が「相方が尾上くんと分かった時点で、僕は彼に頼り切ろうと思いました」と明かすと、尾上は「最初に言われた目標が、ブラックマヨネーズさんとサンドウィッチマンさんで…。とにかく勢いで進む漫才なんだってことなんですけど…」と練習開始直後からハードルが上がったエピソードを語った。

今回演出を務めた劇団ひとりは、多忙のためビデオメッセージで登場。「漫才をやっていただいた皆さんは骨の折れる作業だったと思います。プライベートの時間まで割いていただいたりして非常に良いものになりました。個人的には今回コンビを組んだ人たちは、もう実際のコンビになってほしいんですよ。お笑いライブに出て、なんなら“M-1”にも挑戦してほしい。それで闇営業もやって、これからもずっと続けてほしいなと。それでスキルアップして、ドラマの続編でまたその漫才を見せてもらえたら」と笑いを交えながら熱望した。

会見イベントの最後に、間宮と渡辺のコンビがステージ上で漫才を披露。スピード感のある掛け合いと、「相棒」や「ドラえもん」などの同局番組ネタ、劇団ひとりをイジる際に大沢あかね、寺島進をイジる時に北野武を引き合いに出すなど、どこまでがネタで、どこからがアドリブなのか分からないハイクオリティーな漫才は、観客をしっかり掴み会場を爆笑の渦に巻き込んでいた。

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