創業100周年のシトロエン、初のSUV 2モデルを相次いで日本導入

(左)プジョー・シトロエン・ジャポン 水谷 昌弘 シトロエン プロダクトマネージャー/クリストフ・プレヴォ 代表取締役社長(右)グループPSA インド・パシフィック地区統括本部長 エマニュエル・ドゥレ氏/プジョー・シトロエン・ジャポン PRマネジャー 森 亨氏【「シトロエン 2019年ビジネス中間報告会」(2019年7月17日)】

シトロエンらしいコンフォート性能と大胆なデザインで日本市場にアピール

2019年7月17日、都内で開催された「シトロエン 2019年ビジネス中間報告会」で、相次いで日本導入するシトロエン初のSUV 2モデル「C5 AIRCROSS SUV」と「CITROEN C3 AIRCROSS SUV」をお披露目した。

今年2019年に創業100周年を迎えたシトロエン。当初から重視し続け、そして多くのファンからも支持され続けてきた同ブランドの大きな特長といえば「コンフォート」(快適)性能、そしてユニークで大胆なデザインだ。当然、新型SUVの2モデルもそうしたシトロエンらしい個性を盛り込んで開発が行われた。コンパクトSUVとしては後発となる2モデルだが、ブランド独自の魅力を武器に、日本市場に強くアピールする。

新型SUV 2モデルは「後発のシトロエンが世に問う商品」

CITROEN C3 AIRCROSS SUV【「シトロエン 2019年ビジネス中間報告会」(2019年7月17日)】
CITROEN C5 AIRCROSS SUV【「シトロエン 2019年ビジネス中間報告会」(2019年7月17日)】

プジョー・シトロエン・ジャポンの水谷 昌弘 シトロエン プロダクトマネージャーは「C3 AIRCROSS SUV」と「C5 AIRCROSS SUV」について「後発のシトロエンが世に問う商品」として、ユーザーのニーズに応えたと胸を張る。

2つのSUVモデルはコンパクトSUVと呼ばれるBセグメント及びCセグメントに属し、その市場は国内外ともに年々拡大し続けている。開発に際しシトロエンが市場調査を行ったところ、同セグメントのユーザーからは「もっと快適で多彩なシートアレンジ、そしてたくさんの荷物が積めるクルマを」との要望を導き出した。

シトロエンでは「GRAND C4 SPACETOURER」など様々なMPV(ミニバン)で長年培ってきたノウハウを投入することで、このニーズに対応。コンパクトながら、快適で広く使い勝手の良いモデルに仕上げた。

CITROEN C3 AIRCROSS SUV【「シトロエン 2019年ビジネス中間報告会」(2019年7月17日)】
CITROEN C5 AIRCROSS SUV【「シトロエン 2019年ビジネス中間報告会」(2019年7月17日)】

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シトロエンは東京モーターショー2019に不参加、独自に100周年記念イベントなどを開催

日本におけるシトロエンブランド創業100周年イベント/日本国内で発見された1923年製と思われるシトロエン 5CVを展示【「シトロエン 2019年ビジネス中間報告会」(2019年7月17日)】
日本におけるシトロエンブランド創業100周年イベント/CITROEN CENTENARY GATHERING【「シトロエン 2019年ビジネス中間報告会」(2019年7月17日)】
日本におけるシトロエンブランド創業100周年イベント/COMFORT LA MAISON CITROEN【「シトロエン 2019年ビジネス中間報告会」(2019年7月17日)】

会見では、シトロエンおよびDS、プジョーが今年2019年秋に行われる東京モーターショー2019への参加を見送ったことを明らかにした。これは日本市場の軽視という訳ではなく、費用対効果を鑑みた結果とのこと。

いっぽうで、シトロエン創業100周年を記念した独自イベントなどを国内で開催することも発表された。シトロエンの歴史的モデルによるパレードランが都内で行われるほか、戦後すぐフランス人宣教師が持ち込み、近年国内で“発見”されたという1923年製(と思われる)「シトロエン 5CV」を様々なイベントで展示するなど、年内に多くの取り組みが予定されている。

[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)/撮影:MOTA編集部]

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