馬場氏、阿部氏、主張の違い浮き彫り 演説で多用した言葉を比較 参院選熊本選挙区

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 21日投開票の参院選もいよいよ終盤戦。熊本選挙区の候補者たちは何に力を入れて訴えているのか。自民党現職の馬場成志氏(54)と野党統一候補で無所属新人の阿部広美氏(52)の演説で多用された言葉を比較すると、実績を前面に出す馬場氏と、暮らしの政策に力点を置く阿部氏の主張の違いが浮かび上がった。

 最後の選挙サンデーとなった14日、馬場氏は熊本市中央区の出水南地域コミュニティセンターでの集会、阿部氏は同区の下通アーケードでの街頭演説を調査。所要時間はともに約14分で、約4千~5千字の演説全文を専用ソフトウェアで分析し、単語ごとの出現回数を比較した。

 馬場氏は「熊本」が最多の18回登場。与党議員らの結束力を表す「チーム熊本」や、熊本地震からの復旧復興を語る場面で用い、「未来に向けた投資をやり遂げるため、チーム熊本の中で仕事をしていきたい」などと強調した。「(東京でも)熊本弁ばっかりでしゃべる」との発言も。

 「先生」も14回に上る。応援弁士らへの敬称で、駆け付けた党所属の国会議員や県議、熊本市議らの多さが数字に表れた。

 政策面では「年金」を8回繰り返した。「掛けた分は、国民年金でも10年から12年で返ってくる」などと公的年金制度への不安払拭[ふっしょく]を図った。

 また「今でも市議会や県議会に一緒に仕事した仲間がいる」など、熊本市議、県議を経て参院議員となった経歴や参院委員会での活動実績を紹介したことで、「委員会」(5回)、「県議会」(4回)、「市議会」(同)も目立った。

 一方、阿部氏は「賃金」が最多の12回。「まずは最低賃金を全国一律で時給千円にし、1500円を目指す」「介護や保育などの賃金を月額5万円アップさせる」などと、暮らし面の政策に特に力を入れて訴えた。

 多くの若者が行き交う週末の繁華街が会場だっただけに「若い方が、みんなの未来が明るかったら」などと、通行人に呼び掛けるように「若い」を11回口にした。

 また「娘」は8回使用。「22歳の娘がいます。就職したばかりです」と語り掛け、長女の給料が少なく、結婚や子育てに不安を抱えているというエピソードなどを交えながら共感を求めた。

 「社会」(10回)や政治(9回)という言葉も頻出。「若い子たちが報われない社会」「自己責任社会」などと現政権を批判し、「政治を変えよう。大企業や富裕層に応分の課税をすれば、社会保障を充実させられる」と呼び掛けていた。

 熊本選挙区からは政治団体「NHKから国民を守る党」新人の最勝寺辰也さん(38)も立候補。街頭演説は行わず、動画サイトで「NHKの受信を選択制にするスクランブル放送の導入を」などと主張している。(内田裕之)

両候補の演説全文(届け出順)

馬場成志氏の演説 「熊本」「先生」「年金」

出水南地域コミュニティセンターで演説する馬場成志氏=14日、熊本市中央区

(14日午後4時15分、熊本市中央区の出水南地域コミュニティセンター)

 皆さん、こんにちは。本当に日曜日の昼間に貴重な時間を頂きまして、心から感謝申し上げます。そして、それぞれにごあいさつ頂きました先生方、木原先生、松村先生、橋口先生、高本先生に大変お世話になって、この戦い力強く前に進めさせて頂いております。

 ここにいらっしゃる皆さんが、頼りにしている方々がそれを広げて頂いて、本当に力強く戦わせて頂いてます。
で、その結果、今下馬評では馬場は強いということになっています。ただ、今、下馬評で強くても、これは、何にもなりません。何もならんどころかもしかしたら、いっだん悪なってしまうかもしれんというようなことになります。

 今、海平先生に言って頂いたように最終的にきっちり勝つためには、21日の開票の時に勝っとかなきゃいかんということでありますので、もう十分したぞていう顔が向こうからも見えるのではありますが、さらにさらにもう1人、さらにもう1回お声掛けを頂きたいと思って、ここに出て参った次第であります。

 もうあの、私のことに関してはそれぞれお話頂いて、私の実物大よりもだいぶん評価を高く話して頂いたというふうに思いますので、私が話さん方がええかもしれませんが、6年間何をさせて頂いたかというと、委員会は農林水産委員会だとか、あるいは厚生労働委員会に所属させて頂きました。

 もちろん、熊本は農林水産県でありますので、そのことをやっていかなきゃいかんということでありましたけれども、比例代表の方から後半の3年は全国区で2人熊本に関係する人間が農林の方から比例代表に上がってきましたので、10人ぐらいしか、農林水産委員会には所属できませんし、それで私がはじかれてちょっとよそに行きました。それで厚生労働委員会に入らせて頂きました。

 ていうのが、ちょうどその直前に熊本で大地震が起きまして、農林、あるいは国交、そして今経済産業の話も松村先生からありましたけれども、プッシュ型と言って、こっちから逆に押していくぐらいの支援の仕方でもあったわけでありますけども、厚生労働に関しては一つ一つやっぱり皆さんが、病院の先生が診察してからしかもちろん治療をやらないように、一つ一つが時間がかかる。時間がかかるから何とかこれを急がんと、待っとる間にくたびれてしまうというようなことで、急げ急げと号令を出したいけれども、なかなかこれはまじめな役所でもありますし、簡単にはいかんということで、誰かがそこに行ってくれんかということもありました。

 そしてそこで私にもその話がありましたので、そこで手を挙げさせて頂いて、厚生労働の大臣政務官という仕事をさせて頂きました。

 まあ、何をやったかと言うと、自分で考えてもたいした考えは浮かばんわけでありますから、気の利いとるやつを集めて、ぴしゃっと仕事せえ、仕事せえって、毎日尻たたいとったのが、仕事でありますけども、その代わりにあんたたちが困っとる時には俺がどこでん、頭も下げに行くし、けんかしろという時にはけんかしに行く、というようなことで、民間の団体でも、大きな団体があって、年金なんかは150兆円を動かしていきますので、国家予算よりも遙かに大きい予算でありますので、そしてそこに年金だけじゃなくて、介護や医療保険やそういったこともあるけん、その分を法人から、皆さん方、法人がもうけとるけん、法人から使わせろという話もありますけども、そういったものの拠出もちょっと行って、1700億もらってきました。これは政務官ぐらいが行く仕事じゃなかろうがいと大臣がいかんとしゃが、政務官ぐらいの頭じゃ、そがん出してくれんどたいていうようなことでありましたけれども、結果的に私が頭を下げに行くというようなことで、介護保険だとかもバランスが取れて前に進めるというようなこと、そんな苦労、苦労ちゅうか努力はいろんなことでやっている。

 今、年金の話なんかもありますけども、これは話すと長くなって逆に皆さん方の心配をかけますので、詳しくは話しませんが、ただ、今の年金で心配だというような話は逆にこれは社会を、不安をあおって、かえって悪くする。自分が掛けた金さえ返ってこんかもしれんて、誤解しとる人たちが出てくるようになりました。これ掛けたら、厚生年金だったら6、7年、国民年金でも10年から12年で返ってくるわけです。自分が掛けた分は少なくとも。これが半分に減ってもその倍の期間すれば、国民年金で11、12年が倍になっても20何年で返ってくるわけです。

 今言われているのは、95歳以上生きた時にどがんすっとかちゅう話でありますけども、そっから先もずっと生きとる間もらえるのが公的年金でありますから、いずれにしてもそういう勘違いをさせるような野党の指摘は混乱を招くと、罪作りになると思っています。その話とこの話といくつかの話がごっちゃになって、話があっとるということでありますので、しかし、それは今日はすんません、途中でやめますけども、そんなことも一つ一つやりながら、野党はですね、普通だったら、町内の運営でも何でも7割が、皆さんの意見が統一されとったら、じゃあ前に進もうかという話になると思います。そしてあと3割違うところがあれば、途中でその、違うところをどうやって解決していくかという話をしていくだろうと思います。

 ところが、野党は政権も持っとらんのに、たった1割違ったら、1割違うけん、あいつと俺の意見は違うと、9割一緒なのに1割違うけん、違うというようなことを平気で言うような人たちであります。そんな人たちが、例えば、トップの文句を言うても、その人たちにやらせた時に、まとめきるでしょうか、というようなことです。

 少なくとも、熊本県の選挙区3人、私と、私を入れて3人出ていますが、この3人の中で、馬場成志以上に熊本のためになるやつはおりません。それだけははっきり、皆さん方に申し上げる。自信を持って申し上げます。
それはなんでか。今、話を頂いたように、与党で頑張っとるというだけではなくて、市、県、国と行かせて頂いたおかげで、いろんなこと現場のこと、自分なりにいろんな経験をしてきました。そして、今でも市議会でも県議会でも、市議会には高本先生がおって、そして市役所にまだ私が一緒に仕事をした仲間もいます。県議会もそうです。橋口先生とは一緒に仕事しましたし、県庁の中にも私が一緒に仕事した人間がたくさんいます。その中に信頼関係がちゃんとできとる人間がたくさんいます。

 今、橋口先生から話がありました出向組で、国から県に出向しとるとが、また国に帰って、とても活躍しよるのがいっぱいいます。こっどんにはいつも、おいちょっと来いって言うて話をしよるわけありますけでも、お互い熊本弁でばんばんばんばんやりよるわけです。

 熊本弁ばっかりしゃべるという話もちょくちょくありますけども、それはお許しを頂きたいと思います。今、勉強中ということでお許しを頂きたいというふうに思いますが、でも、熱意が伝われば相手もしっかり応えてくれます。熊本弁で聞かんふりしとるごたやつは気合い入れてちゃんと話をするというようなことで、物事をちゃんと前に進めていきたいと思っていますが、そうは言うても、議会の経験は本当に長いですが、そうは言うても、1期生は1期生ですから、雑巾がけをずっとさせてもらいました。というか、せないかんわけでありますね。何でいまさら、こんなことしなきゃいかんかて思うこともそら何遍もありました。

 でもこれだけ、今これだけの皆さんにお世話になって、私が知らんところで雨降りにポスター張ってもろたり、雨降り日に人集めしてもろたり、ビラ配ってもろたり、分からんとこでどんな苦労でもして頂きよる中で、自分が何で俺がそがんことさるっかなんて言われるっかちゅうことで、だから、一生懸命頑張らせてもらいました。

 成果がどれだけあったか分かりませんが、しかし、その結果仲間もたくさんできました。私には大した能力がなくても、この人たちはとんでもない人たちばっかりですから、この人たちとしっかり熊本のために働いてもらいたいと。

 チーム熊本とよくいいますけど、これは国会議員だけじゃなくて、県連を中心として市町村、そして業界の皆さんもそうでありますが、その人たちと連携を組むことによって同じ100万の予算でも4倍、5倍に使えるように現場に合わせた形で、一番無駄のない形で使えれば、それが一番いいんです。それがなかなか難しいということです。

 国は北海道から沖縄まで同じルールでやりたいという気持ちがあって、それで全部同じことで組み立てれば、ロットも大きくなるし、生産費も安くなるという大工場で何でもしていきたいような感覚も持っています。

 それはより自民党よりも野党の方が持っているというふうに私は思っているわけでありますけども、それを地方を代弁していくと、中央は東京の方が今、安全みたいな感覚をお持ちの方も東京は立派だと思とる人たちもいっぱいおりますけども、子どもを預けるところはないし、病人を預けるところもない。出産するにも産婦人科探さにゃいかんとか、というようなことがあったり、あるいは、自分が住むところも狭いとこしかない。1時間も2時間も他県から通ってくるとか、いろんなことを考える。その上、首都直下地震なんかもう忘れてしもとる。そんなとこで高い給料もろても何もできんような毎日を送っといて、それよりもはるかに地方の方が豊かであるということはわ分かりきっとるわけであります。家族の中で悲しい事件があったり、あるいは子どもを虐待とかいうことも隣が何しよるもんか分からんごたっところであることだと言ってしまうとちょっとおかしいかもしれませんが、地方と都会の違いだということも言えると思います。

 そういった中で熊本も地震から復旧復興させて確実に安全な街にして、しかも新しい未来に向けての投資を今していますから、これをしっかりとやり遂げる。それが次の6年、大きく関わる6年だと思っております。

 市議会、県議会のこの4年もそうだと思います。この前はもっと大事でした。命に関わる4年でしたから。でも、この次の4年は未来に関わる4年だと思います。私にとっての6年がそれに当たるというふうに思います。

 その仕事をしっかりとチーム熊本の中でさせて頂きたいと思います。それと、もう一つはそれ以外の選挙区以外にもう一つ比例代表選挙がありますが、そのそれぞれの組織の代表はその筋ではスペシャリストでありますから、相当な力を持っていますので、この人たちの力も熊本に引き寄せられたらと思ってますので、それぞれのここにいらっしゃる方もそれぞれ比例代表はあられると思いますが、その人たちの票をしっかり名前で積み上げて頂きたいと思っています。

 というのは、この人たちは北海道から沖縄まで日本中で選挙しよるわけでありますから、どこのために仕事するかという時に人間ですから、熊本からたいが応援してもろたねというのと、熊本からあんま応援してもらえんだったねというのじゃ、やっぱ違うと思います。ですから、熊本から多くの票をたたき出して頂くことによって、その力を発揮していきたいと思う。熊本には世話なったろうがと私が言います。松村先生と一緒に言っていきます。

 私は公明党さんからも推薦を頂いて応援して頂いておりますので、私自身はそのこともお返ししていかないかんと思っているところでありますので、自公連立の中での組織候補にもお力を頂くようよろしくお願いします。

 そして、その人たちと連携組むのは誰がおるのか。この熊本選挙区の3人の候補者の中で誰がその人たちと組むことができますか。私以外に一緒にスクラム組んで仕事をする人はいません。ですから、そういった意味でもさらに1週間、皆さま方のお力を頂きたいというふうに思います。

 地元のことに関しては、高本先生、橋口先生はじめ、ここにいらっしゃる皆さま方としっかりとスクラムを組んで、できる限り現場に合った仕事ができるようにこれからもこれから先もしっかりと努力をしてまいります。

 これが市議会、県議会から上げて頂いた私の役割だと思っております。皆さん方のご支援に恥じないように力いっぱい頑張ってまいりますので、最後まであと1週間お力を頂きますようによろしくお願い申し上げて、大変厚かましいお願いですが、あいさつとさせて頂きます。よろしくお願いいたします。

阿部広美氏の演説 「賃金」「若い」「社会」

下通アーケードでの街頭演説に立つ阿部広美氏=14日、熊本市中央区

(14日午後2時50分、熊本市中央区の下通アーケード)

 参議院候補の阿部広美でございます。 本日は選挙残り一週間という中で、たくさんの皆さんにお集まり頂き、本当にありがとうございます。

 そして下通商店街をご通行中の皆さん、お店の皆さん、しばらく騒がしいことかと思います。何やってんだろこのおじさんとおばさん達、そう思って通っておられる若い方たちもたくさんおられると思います。

 皆さんのことを考えて私たちは活動しています。今の政治を変えたい、その思いだけでここに集まっているおじさんとおばさんとおじいちゃんやおばあちゃん達でございます。

 若い方がたくさんこの下通商店街通っておられて、みんなの未来が明るかったらいいな、みんながこれから幸せになってくれたらいいな。 そんなふうに思います。

 働いたらちゃんと報われて、1日8時間、月に20日も働けば安心して暮らせて、安心して結婚したり、子どもを産んだり、自分の趣味に時間を作ったり、お金を使ったり、そんなことができる社会を作っていきたいと思っています。
皆さんは今幸せですか。つつましく幸せに暮らしておられたらいいなと思います。でも先のこと考えたら不安がいっぱいじゃないでしょうか。

 私にも22歳の娘がいます。就職したばかりです。正社員で就職できました。大学では奨学金借りてません。とってもとっても恵まれた娘です。だけど手取りで初任給、お給料15万でした。手取りの給料15万円で、娘が、ありがとうございまーす。なんかすごい景気がつきました。お父さん、ありがとうございます。

 娘が15万だったという話で、娘がぽつりと言いました。ママ、私結婚できるかな。こんな安い給料で子ども作れるかなと、そして至った結論。お金持ちと結婚せなんだったんですよ。それしか希望がない。

 申し訳ありませんがうちの娘はそんなに器量が良い方でもありません。どんなお金持ちとも結婚できそうな、そんな娘に産めなかったことを申し訳なく思っています。だけど皆さん、普通なんです。うちの娘。普通に普通の大学行って普通に就職して、それがこんなに不安を抱えなきゃいけない。これから自分は大丈夫なのか、真面目に働いてます。今、毎日残業してます。喜んで残業してます。なんでか。残業手当がもらえるからです。基本給だけだったらとっても不安。月にせめてに2、3万は残業したい。そんなふうに言ってるんですよ。だから体がきつくても残業したいって言います。そうやって働いてる若い人たち多いんじゃないでしょうか。

 奨学金を借りている子たちはもっともっと大変だと思います。非正規で働いている子たちはもっともっと大変だと思います。その若い人たちが本当に希望持って自分だけじゃなくて自分が産んだ子どももきっとこの国で幸せになれる、そう思える社会、今できてますか、皆さん。できてないでしょ。

 不安ばかり抱えなきゃいけない。仕事に行き詰まり、生活に行き詰まり、借金でもしようものなら死ななきゃいけないんです。自ら命を絶たなきゃいけない、そんな社会おかしいじゃないですか。この国の未来そのものの若い人たちが自分たちがこれから先ずっとずっとこれから良くなっていくと、思えずに生活を切り捨てて生きていくなんておかしいじゃないですか。

 バブル世代の私たちからすれば本当に今、若い人達はみんな真面目です。お金をあまり使われません。なんだか自分の若い頃と比べると申し訳ない気持ちです。みんな黒いスーツを着ている。私なんか黒いスーツ、お葬式しか着てませんでした。会社にはいつもピンクとか黄色のスーツ着て行ってました。そういう時代、日本が明るかった時代を生きて、今を見るとなんだかとても暗い。

 でもみんな明るく生きてる。なんて健気なんだろうと思います。必死で生きてる、そんな若い子たちが報われない社会ってありますか。介護や保育の分野で働いている方々、献身的にお年寄りに尽くし、献身的に子どもの命、子どもの未来を守って、そんな人たちが安いお給料で重労働。これって自己責任ですか。違いますよね。そんな仕事を選んだお前が悪い、そんな風に言えますか。言えませんよ。誰かにやってもらわなければならない仕事ですから。
自己責任社会の弊害をなくして人と人が争い合わなくてもいい社会を作っていくことは私たち大人の責任なんではないでしょうか。

 今この国の税制、社会保障の制度はとても不公平です。消費税10%にみんな上がるんですよ。10月になったら。それでも大丈夫ですか。たった2%だよね、なんとかなる、みんなそう思ってますか。
でも2%でうんと言ってしまえば、次はもっと上がります。また3%、5%って上がっていって、気が付いたら消費税は20%とかまでは上がるんだと思います。それでも社会保障の財源は足りません。なぜなら消費税の分、お金持ちと大企業に減税をしているからです。

 これをやめなければ私たちはもっともっと搾り取られる。安いお給料の中から消費税が増えれば、最も苦しむの若い人たちです。まだお給料10万円台だよね。手取り20万円もらえる人なんてほとんどいないんじゃないですか。そんな中から消費税10%になるんです。なんてむごい政治なんでしょうか

 皆さん政治を変えましょう。政治を変えて税金は金持ちから取れ、その声をあげましょうよ。

 税金は金持ち、税金は大企業から取れば消費税なんかいらないですよ、皆さん。私たちは政治に、企業に操られて、しょうがないしょうがないしょうがないと思い込まされてる。学費が高くたってしょうがない。借金して大学行くのもしょうがない。お給料安いのもしょうがない。皆さんしょうがないしょうがないしょうがないと諦めていたら何も変わらないんです。

 変えるのは簡単なことです。選挙に行くのは難しいことではありません。期日前投票、ハガキ持ってなくてもいいです。ふらっと投票所行って、自分の名前言って、投票用紙もらって書くだけ。ほんと1分2分でできることなんです。

 だから皆さんやりましょう。簡単なこと、これから先、消費税がどんどん上がって賃金は全然上がらなくて、暮らしが苦しくなること考えたら、選挙に行くのなんて数分ですよ。だからみんな行きましょうよ。行って政治変えましょうよ。
大企業や富裕層に応分の課税をすれば、社会保障充実させられます。私は何より若い人たちが一番困ってる賃金が安い、これを変えたい。最低賃金を全国一律で1000円にしてそして1500円を目指していきます。時給1000円、私が学生時代、30年前アルバイトの時の時給です。

 30年経ってまだそんなこと言わなきゃいけない。おかしいじゃないですか、皆さん。1500円が本当は標準。だけど急にはできないからまず1000円にして1500円にしましょう。えー、そんなにと思われるかもしれません。中小企業や個人の事業、大変だと思われる方、国のお金で最低賃金上げましょう。国がちゃんと補塡をして最低賃金を上げる。そうすれば、何人のアルバイトの学生さんたちが救われますか。

 眠い目をこすりこすり、授業を受けてバイト行ってバイト行って、そんな生活している学生さんたち、バイトの時間減らしてちょっとは寝れるじゃないですか。そんな社会作りたいんです。そして介護や保育といった福祉の現場で働いておられる方々、低賃金で重労働、皆さん一律5万円の賃金アップ、月額5万円の賃金アップをやらせてください。

 1兆円でできるんです。アメリカから大量に買う欠陥機、壊れた飛行機 F35戦闘機。1機116億円、105機も買われる。これやめたら全ての介護職、保育職の皆さん、賃金5万円上げられるんですよ。

 働く人の賃金上がる。国が上げれる賃金は上げる。そしたら皆さん民間でも上げなきゃいけなくなるんです。こんなに人手不足なのに賃金が上がらない。この異常な事態を打破することができる。皆さん働いてる皆さん、お給料上げましょう。そして暮らし、ちょっとでも楽になりましょうよ。そんな政治、この熊本から私、阿部広美に作らせてください。

 与党でなければ何もできない、そう思っておられる方多いと思う。だけどね、皆さん与党ばかりになったら政治がめちゃくちゃになる。だって誰も反対しないんだから。まともなこと誰も言ってくれない、私たちの命と暮らしを奪う法律、簡単に通っていってしまう。それじゃあ困るんです。だから野党も必要。

 毎日毎日、油ギトギトのお肉ばっかり食べてたら、みんな具合悪くなる、みんな病気になる。たまには野菜も食べないかんのですよ。たまにはさっぱりしたお魚も食べないかんのですよ。だから国会にも野党が必要。

 そして、女性も必要なんです。熊本に女性の国会議員はただ一人もいません。皆さんお母ちゃんの国会議員はただ一人もいないんです。街中にいる若い人たち、ちょうど私の子供たちと同世代。お母さんが国会に行ったら、必ず政治は変わる。変えてみせます。

 私、阿部広美はシングルマザーから弁護士になった人間です。努力は惜しみません。その努力は必ず必ずここに暮らす皆さんのための努力です。自分のための努力を超えてここに暮らす人のための努力をさせて下さい。精いっぱい務めます。どうか皆さん、今回は今回だけは、そして今回こそは阿部広美、阿部広美、阿部広美をどうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。