医師確保など 7項目を要望 平戸市が県に

 平戸市の黒田成彦市長らは16日、県庁を訪れ、中村法道知事に、市立病院の医師確保など計7項目を要望した。
 黒田市長は、市の人口10万人当たりの医師数は県平均の約半数で、医師の高齢化が進んでいる現状などを報告。県内離島の市町立医療機関や県病院企業団、県への就職を条件とした「県医学修学資金貸与制度」について「勤務を義務付ける医療機関に、平戸市民病院と生月病院を加えてほしい」などと求めた。同席した西川克己県議会副議長=平戸市区=も「橋は架かっていても離島と同じ。市民の生活、命が懸かっている」と述べた。
 中村知事は「まずは離島の医療体制をどう確保するかが最も優先すべき課題。地域の中で検討を進めてほしい」と述べた。

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