平和祈念大行進 10月26日に開催 実行委総会

 長崎市の世界平和祈念行事実行委(会長・田上富久市長)は17日、同市内で総会を開き、今年の原爆犠牲者慰霊・世界平和祈念市民大行進を10月26日に開くことを決めた。
 大行進は市民の自主的参加によって原爆犠牲者を追悼し、世界に向けて平和を訴えようと1972年に始まった。子どもたちの演奏を先導に約3千人が平和公園や浦上天主堂周辺などを練り歩き、爆心地公園で開く集会で市民大行進宣言を読み上げる。
 このほか、総会では世界平和祈念ポスター・標語展の作品を9月1~30日に募集することも決めた。小学、中学、高校、一般の各部門があり、10月末に審査。入賞作は長崎原爆資料館や長崎ブリックホール、浜屋百貨店で展示する予定。
 実行委は被爆者団体や経済団体、自治会などで構成し、総会には約50人が出席。田上市長は「来年の被爆75年の区切りにつなげるためにも大切な行事になる。しっかりしたものにしたい」と呼び掛けた。

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