バルセロナの下部組織で育った久保建英がレアル・マドリーに移籍する一方、安部裕葵のバルセロナB入りが決まった。
ここでは、『Transfermarkt』を参考に、現時点で久保以上の市場価値を持つバルサBの選手たちを調べてみた。なお、久保は200万ユーロ(2.4億円)との評価。
DF:チュミ・ブランダリス
市場価値:250万ユーロ(3億円)
1999年生まれの20歳、スペイン
14歳からバルサのカンテラで育成され、すでにトップデビューも果たしているDF。
バルサ育ちらしくボール扱いに優れるほか、危機察知能力、アグレッシブさ、素早さをも兼ね備えた完成度の高い右利きのCBだそう。
レアル・マドリーDFヴァランと比較する声も。
MF:オリオル・ブスケツ
市場価値:250万ユーロ(3億円)
2000年生まれの20歳、スペイン
セルヒオ・ブスケツとは血縁関係にないものの、似たキャラクターを持つ。ともに中盤を主戦場とする長身のMFであり、戦術的理解に長けている。
オリオルはすでに昨季のコパ・デル・レイでトップデビューも果たした。
最大の特徴のひとつは深い位置に落ちたところからゲームを指揮する能力だ。また、セルヒオのように長い足を持っており、プレッシャーの下でも容易にコースを見つけられる。
MF:ルドヴィト・ライス
市場価値:300万ユーロ(3.6億円)
2000生まれの19歳、オランダ
堂安律とともにフローニンゲンでプレーしていた新星。この夏にバルサBが325万ユーロ(3.9億円)で引き抜いた。
スロバキア人の両親のもとオランダで生まれ育った選手で、若くしてフローニンゲンでデビュー。同じように若くしてデビューしたフローニンゲンの偉大なる先輩アリエン・ロッベンやロナルト・クーマンらと比較されたほど。
本人曰く、「自分はボールを刈ることで他の選手に貢献する」とのこと。フランス代表MFエンゴロ・カンテを見るのが好きだそうで、「彼は多くのデュエルパワーを持ってるし、本物のエンジンだ。目立たないものの、チームにとって非常に重要な存在」と述べている。
ピッチ外では落ち着いた生活を好み、映画に行くのが好きだとか。また、双子の兄弟がいるそう。
FW:アベル・ルイス
市場価値:300万ユーロ(3.6億円)
2000年生まれの19歳、スペイン
スペインのユース代表として出場したU-17ワールドカップで6ゴールを決め、ブロンズブーツを獲得したストライカー。
12歳の時にバレンシアのユースから引き抜かれた。2000年生まれですでにバルサのトップデビューを果たしているのは、彼を含めて2人だけだ。
ダイレクトかつ決定力のあるフィニッシャーで、上背はそれほどないが高さもある。MFとの連携プレー、オフザボールでの知的な動き、最前線でボールを収めるフィジカルも兼備。
これまでラ・マシアが育ててきたタイプとはやや異なるが、得点本能とハングリーさを備えており、ルイス・スアレスの後継者になれるかもしれない。
DF:フアン・ミランダ
市場価値:500万ユーロ(6億円)
2000生まれの19歳、スペイン
すでにトップデビューも果たしてる左サイドバック。ジョルディ・アルバの後継者として期待されているが、タイプ的にはやや異なる。
185cmと高さがあり、空中戦でも地上戦でも守備はソリッドだ。一方、アルバほどのスピードはないものの、足元とドリブルは確かで攻撃面でも貢献可能。インテリジェンスがあり、味方との連携にも優れる。
多くのクラブが獲得を狙っているとされていたが、2021年まで契約を延長。バイアウト額は2億ユーロに設定された。
MF:リキ・プーチ
市場価値:1000万ユーロ(12億円)
1999生まれの19歳、スペイン
いまバルサで将来を最も嘱望されているカンテラーノ。童顔で華奢ながら、圧倒的なインテリジェンスを持ち、タッチやビジョンも絶品だ。
その類稀なるセンスが分かるプレーがこれ(下記動画24秒~)。
圧倒的なセンスとテクニックを併せ持つプーチ。卓越したクリエイティブさを持ち、アンドレス・イニエスタと比較されるほどの逸材だ。