【MLB】ダルビッシュの81日ぶり3勝目に米メディア称賛続々「圧倒的」「移籍後最高」

本拠地でのレッズ戦に先発登板したカブス・ダルビッシュ有【写真:AP】

6回7K2安打無失点で14試合ぶり3勝目 本拠地では移籍後初勝利

■カブス 5-2 レッズ(日本時間18日・シカゴ)

 カブスのダルビッシュ有投手は17日(日本時間18日)、本拠地のレッズ戦で先発し、6回2安打無失点と好投。本拠地では移籍後初勝利、14試合81日ぶり勝ち星となる3勝目を挙げた。この勝利で日本人投手では野茂英雄投手(123勝109敗)、黒田博樹投手(79勝79敗)、田中将大投手(70勝39敗)、岩隈久志投手(63勝39敗)に続いて5人目の通算60勝(49敗)に到達した。

 初回からエンジン全開だった。センゼル、ボットを2者連続見逃し三振、スアレスを投ゴロに抑えると、3、4回は2イニング連続で3者凡退。5回2死一、二塁では投手のグレイを二ゴロ。6回は先頭・センゼルに中堅への二塁打を与えたものの、ボット、スアレス、プイグの中軸を3人斬りした。6回83球(ストライク60球)、7奪三振無四球、2安打無失点と好投した。2試合連続、今季6度目のクオリティー・スタート(QS)を達成し、本拠地では今季11試合目、移籍後14登板目で初勝利。4月27日の敵地ダイヤモンドバックス戦以来の3勝目をマークした。

 勝ち運に恵まれなかった右腕による81日ぶり勝ち星。米メディアは続々と速報した。米テレビ局「NBCスポーツ」のマーク・シャーノウスキー記者は自身のツイッターで「ダルビッシュの投球は、カブスがナ・リーグ中地区を制圧する可能性を期待できる最大の理由だ。そして、コール・ハメルズも近いうちに復帰する」と期待。米紙「USAトゥデー」のボブ・ナイチンゲール記者は「カブスと契約してから552日後(実際は522日)、ユウ・ダルビッシュはリグレー・フィールドで初勝利を飾った。彼はカブス移籍後で最高の投球を見せた。カブスは明らかにナ・リーグ中地区で最も負かすのが難しいチームだ」と称賛した。

 米メディア「ジ・アスレチック」のシャハデフ・シャルマ記者も自身のツイッターで「カブスがまた勝利。(オールスター)ブレーク後、5勝1敗。月曜日の試合の後半は良くなかったが、以前よりもずっと良いチームに見える。そして、ユウ・ダルビッシュはこれまでよりも圧倒的に見える」と伝えていた。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2