致命的な影響を表現するのに最も近い作品『SF核戦争後の未来・スレッズ』予告編解禁、初BD・DVD化!

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1984年にBBC(英国放送協会)によって製作された『SF核戦争後の未来・スレッズ』が初BD・DVD化。予告編が解禁となった。

本作は、徹底したドキュメンタリー手法と革新的な編集で核の恐怖に迫った衝撃作。物理学、医学、農学、心理学等、各分野の世界的権威者50人以上が制作に協力し、500人あまりのエキストラを投入したオールロケ撮影を敢行。核戦争そのものよりも、核戦争後の文明が崩壊した世界で地獄の日々を生きる人々の悲惨さを描き、海外では「核戦争とその余波の完全な恐怖と、その事象が人間文化に及ぼす致命的な影響を表現するのに最も近い作品。」として高い評価を得ている。

本作は1984年9月23日、BBCにて放送され、その週の最高視聴率を獲得。翌年の1985年8月には<広島と長崎の原爆投下から40年>を機に再放送、同時に『The War Game』も制作から20年を経て初めてテレビ放送が行われた。日本では1984年8月9日、テレビ東京で放送されている。監督のミック・ジャクソンはケヴィン・コスナー、ホイットニー・ヒューストン主演の大ヒット作『ボディガード』の監督であるが、自身のキャリアで最も誇れる作品はこの『SF核戦争後の未来・スレッズ』であると語っている。1985年には英国アカデミー賞7部門にノミネート、最優秀シングル・ドラマ賞、最優秀デザイン賞、最優秀撮影賞、最優秀編集賞を受賞している。

物語は、イギリス有数の都市のひとつシェフィールドを舞台に、結婚を決めたカップルを軸に突然核の脅威に直面することとなった人々の様子を数年に渡って描く。徹底的な検証のもとに表現された核戦争を経た世界の様子はまさにこの世の終わりを感じる内容だ。今回解禁となった予告編はBlu-rayとDVDの特典として収録されているもの。核の脅威にさらされた人々が逃げ惑う姿や、破壊され荒廃した街の様子が描かれる。その中には、母親を探してさまよう子どもの姿やカメラにうつろな目を向ける女性の姿、そしてなんとか生き延びようとする人々の様子も。35年前の作品ながら、観る者を戦慄に誘う衝撃は全く色あせない。

なお、今回発売となったBlu-rayとDVDには、主人公ルースを演じたカレン・ミーガーが出演の経緯や当時の社会情勢などについて語る「“終末”のためのオーディション」、美術を務めたクリストファー・ロビリヤードがどのように作品の世界を構築していったかについて語る「“破壊”のデザイン」、撮影監督のアンドリュー・ダンが作品の反響などについて語る「“全滅”をカメラに収めて」、予告編2種が特典映像として収録されている。