社長ライダー「仮面ライダーゼロワン」が初登場!! 150点の変身ポーズを披露

テレビ朝日系で9月1日(日曜午前9:00)よりスタートする「新仮面ライダー」の制作発表会見が行われ、昭和、平成と続いてきた「仮面ライダー」シリーズの令和時代第1弾となる「仮面ライダーゼロワン」が初披露された。

新シリーズのテーマは、人工知能=AI。そのAIに最も影響を受けるであろう“仕事”に焦点を当て、毎話現在の子どもたちが夢と希望を抱くスポーツ選手や医師、料理人、漫画家などの職業の世界を舞台に、そこにAIが導入された未来の姿とその環境下で生まれる“悪”との戦いが描かれる。

物語の主人公となるのは、AI企業「飛電インテリジェンス」の社長にして「仮面ライダーゼロワン」に変身する青年・飛電或人(ひでん・あると)。自社で開発したAIロボ・ヒューマギアが、テロリスト「滅亡迅雷.net」らのハッキングを受け暴走し、内閣官房長官直属の対人工知能特務機関「A.I.M.S.(エイムズ)」に所属する仮面ライダーバルカン、仮面ライダーバルキリーとともに人工知能技術を巡る戦いに身を投じていく。

会見には、主人公・或人/仮面ライダーゼロワンを演じる高橋文哉、不破諫(ふわ・いさむ)/仮面ライダーバルカン役の岡田龍太郎、或人の秘書・イズ(秘書型ヒューマギア)役の鶴嶋乃愛、刃唯阿(やいば・ゆあ)/仮面ライダーバルキリー役の井桁弘恵、サイバーテロリスト「滅亡迅雷.net」の行動係・迅(じん)役の中川大輔、「滅亡迅雷.net」の司令塔・滅(ほろび)役の砂川脩弥、そして、「飛電インテリジェンス」の副社長・福添准を演じるアンジャッシュ・児嶋一哉が登場し、役どころなどを語った。

本作への出演が決まった時の気持ちを高橋は「まず最初の感情として本当に驚きというのが一番大きくて。その驚きのまま衣装合わせだったり、本(台本)読みというふうにどんどん進んでいったんですけど、全然、実感が湧かなくて。撮影が始まって、仮面ライダーらしいというか、変身だったりアクション…いろんな方と『仮面ライダー』という言葉を使っていく中で、『あ、僕は仮面ライダーになるんだ』という気持ちがどんどんこみ上げてきて。本当にうれしいことですし、光栄なことだと思っております。この会見で実感するかと思っていたけど、緊張しかないですね。自分の心臓の音が聞こえるくらい緊張しています」という通り緊張の面持ちで話した。

緊張する高橋に児島が優しくほほ笑みかけて「僕の方が緊張していますから(笑)」と言って場を和ませ、司会から「大島さん」と呼ばれた児島は「児島だよ!」とお約束のギャグをサービス。続けて「ありがとうございます(笑)。『飛電インテリジェス』副社長です。役的には社長の座を狙ってる嫌な役なんですよね。でも、けっこう人間味あふれるキャラでもあるので、ちょっと皆さんに愛されるキャラクターになれたらいいかなと思ってます。1年間よろしくお願いします」とあいさつした。

そして、本作への出演オファーを受けた時の気持ちは「ビックリしますよね、『仮面ライダー?』って。まさか自分に来るとは思わなかったんで、『オレ?』みたいなのがあったんですけど。よくよく考えたら子どもたちが見ているわけじゃないですか。僕も子どもの頃に見ていたし。で、その子たちが15年後、20年後、30年後に、その子たちの中からディレクターさんとかプロデューサーさんとかが出てくるわけじゃないですか。だから、これはちょっと頑張っとこうかなと。『あの時、見ていたオジさんが』って(笑)。仮面ライダーに出たっていうのは、すごい肩書きですから。これからバンバン、テレビで言いますから(笑)」とジョーク交じりにオファーに驚いた心境を明かした。

仮面ライダーバルカン役の岡田は「子どもの時から憧れていた仮面ライダーになれるわけですから、今は不破諌という役に向き合えることが本当にうれしく、毎日楽しく撮影させていただいています。僕の父親がすごい仮面ライダーが好きで、特に『仮面ライダーアマゾン』というのが印象強くて、『大切断!』と言って敵を真っ二つにするんですけど、小っちゃい頃はいつも『大切断!』と叫んでトイレットペーパーを切ってお尻拭いてましたね(笑)。そんなシリーズに出させていただいて、とても光栄です」と今作への出演に感無量の様子。

秘書型ヒューマギア・イズ役の鶴嶋は「私自身、お芝居のオーディションを受けるのが初めてだったので、決まった時も誕生日に事務所の方からサプライズで聞かせてもらったので、『えー!?』って本当にビックリの感情が大きくて。今、こうやって(記者の)皆さんに来ていただいてる中で、初めて実感しています(笑)。人生で一番うれしかった誕生日プレゼントでした」と出演が決まった時の喜びを振り返った。

AI秘書という役どころについて「私はいつもマイペースなタイプなんですけど、AIでデキる秘書ということで、パキパキと動くことも気をつけていますし、あとは声の出し方とかも奇麗な声の出し方をしなきゃと。けっこう大声で或人を呼ばなくちゃいけないシーンとかがあるんですけど、感情を入れずに大きな声というのが難しくて、監督のアドバイスを受けながら、試行錯誤しながらやってます」と役づくりに意欲的に取り組んでいるとのこと。

女性の仮面ライダーとして最初から登場するのは史上初という仮面ライダーバルキリーを演じる井桁は「出演が決まった時はもちろんなんですけど、変身するって聞いて『私が変身するんですか!?』って聞き返してしまったくらいビックリしました。女性ならではというか、女性らしく、かつ、かっこいい女性仮面ライダーになれるように本当に気を引き締めて頑張りたいという思いでいっぱいです。今は、素晴らしい機会をいただけて本当にうれしいです。唯阿は、行動もテキパキしていて所作もかっこよくて、銃さばきもすごくスマートでかっこいい役なので、私自身、銃を実際に撃つというのも初めてなので、練習を重ねて少しずつ上手になって、もっともっと奇麗にできたらいいなって思っています」とやる気満々で語った。

会見の終盤に新仮面ライダーの変身ポーズが披露され、高橋は「今日の出来は150点です!」と自信満々の笑顔。さらに、ナレーションを山寺宏一、AIの声を日高のり子の名声優がそろって参加することも発表された。また主題歌を担当するアーティストや共演者も、今後、大きなニュースとして発表されるということで今後の続報が楽しみだ。

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