ふぉ~ゆ~が感謝を胸に舞台「SHOW BOY」主演。「ジャニーさんは『YOUたちしょぼいよ』って言っている(笑)」

ジャニーズの4人組ユニット・ふぉ~ゆ~の主演舞台「SHOW BOY」が、東京・シアタークリエで開幕。初日に先立ち、ゲネプロ(通し稽古)と会見が行われた。本作は、大型カジノ豪華客船「SHOW BOAT」に乗り合わせた4人の男たちによる四つの物語がオムニバス形式で繰り広げられるハートウォーミングなストーリー。ほかに、樋口日奈(乃木坂46)、秋山大河(MADE/ジャニーズJr.)、神田沙也加らが出演する。

4人が演じるのは、福田悠太がキャバレーの裏方、辰巳雄大がマジシャンの見習い、越岡裕貴が全財産を失ったギャンブラー、そして松崎祐介が中国人マフィア。深夜0時に開演するショーの1時間前、それぞれの身に起こったハプニングを解決しようと奔走する中で、少しずつ交錯する4人。クライマックスに披露されるキャスト総出演のゴージャスなショーは必見。ダンスや演劇を得意とするふぉ~ゆ~の多才な魅力が凝縮された舞台となっている。

今回4人はそれぞれ、福田がタップダンス、辰巳がマジック、越岡がピアノ、松崎が中国語というミッションに挑戦している。特に松崎はセリフの9割が中国語だ。ゲネプロ後の会見では、その特訓について話が及んだ。

福田「タップダンスに挑戦させていただきました。短期間で、毎日1人で個人練習みたいな感じでやっていましたね。1日2~3時間、多い日で4時間。孤独でしたね(笑)」

辰巳「僕はマジックにチャレンジしているんですけど、家で淡々と、鏡見ながら、見えてないかな、なんてチェックしながらやっていました。最初は二つぐらいマジックやるものなんだろうなと思っていたら、気付けば10個近く、劇中で細かいものも含めやっているので、結構な量のマジックにチャレンジさせていただいています」

越岡「僕はピアノに挑戦しました。(以前に)このシアタークリエの『ジャニーズ銀座』でふぉ~ゆ~の公演をやらせてもらった時に、初めてピアノに挑戦させてもらって、また再びやるんだと思って、ちゃんといいピアノも家に買って…」

福田・辰巳・松崎(驚いて)「おやっ!」「知らなかった!」

越岡「あ、いや、電子ピアノね! それで孤独に練習しています(笑)」

松崎「僕は、2カ月前くらいから中国の方とマンツーマンでずーっとやっていまして。(回数は)10回いっていないぐらいですけど、気付いたら僕は中国人なのかな、っていうのを実感しましたね」

辰巳「どういうことですか?(笑)。すみません、日本語がまだできないのに中国語にチャレンジしています(笑)」

最後には、「まだ全く実感が湧いていない」と言いながらも、前日に逝去したジャニー喜多川氏への思いも語った。

辰巳「ジャニーさんっていつも舞台とかやっていると、途中で急にふらって客席に現れて、見てくれているなと思ったら、ふらっといなくなるっていう、ジャニーさんスタイルっていうのがありますから、僕たちの舞台もどっかで見てくれているんじゃないかなっていう感覚はあります。(中略)ジャニーさんたぶん怒っていると思うんですよ。『なんでYOUたちが僕のこと言ってんだよ! もう最悪だよ!』って(笑)」

福田「『YOUたちしょぼいよ』って(笑)」(※松崎が『SHOW BOY』が『しょぼい』に聞こえる、と言ったことにかけて)

辰巳「大好きなんですよ、ジャニーさんって。しょぼいとか言うの(笑)。だから僕たちのことも笑い飛ばしてくれていると思います」

福田「本当にジャニーさんには感謝の気持ちでいっぱいです。ジャニーさん、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします!」

「SHOW BOY」の東京公演は7月28日まで続き、その後、8月3日に愛知・名古屋市公会堂で上演される。

取材・文/四戸咲子

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