7月17日、2022年カタールW杯のアジア二次予選の組み合わせ抽選会が行われた。いよいよ次のW杯に向けて日本代表が本格指導するが、簡単な戦いにはならないだろう。今回のアジア予選はいつも以上にレベルが高いかもしれない。
2022年カタールW杯アジア二次予選の抽選会が行われた。一次予選を勝ち抜いた国と二次予選から登場するFIFAランキング上位国の、計32ヶ国で最終予選進出の座を争う。グループリーグではホーム&アウェーの計8試合戦い、1位およひ2位の成績上位4ヶ国が勝ち抜けるが、組み合わせは以下の通りとなった。
◼️グループA
中国(73位)
シリア(85位)
フィリピン(126位)
モルディブ(151位)
グアム(190位)
◼️グループB
オーストラリア(43位)
ヨルダン(98位)
チャイニーズ・タイペイ(125位)
クウェート(156位)
ネパール(165位)
◼️グループC
イラン(20位)
イラク(77位)
バーレーン(110位)
香港(141位)
カンボジア(169位)
◼️グループD
サウジアラビア(69位)
ウズベキスタン(82位)
パレスチナ(100位)
イエメン(144位)
シンガポール(162位)
◼️グループE
カタール(55位)
オマーン(86位)
インド(101位)
アフガニスタン(149位)
バングラデシュ(183位)
◼️グループF
日本(28位)
キルギス(95位)
タジキスタン(120位)
ミャンマー(138位)
モンゴル(187位)
◼️グループG
UAE(67位)
ベトナム(96位)
タイ(116位)
マレーシア(159位)
インドネシア(160位)
◼️グループH
韓国(37位)
レバノン(86位)
北朝鮮(122位)
トルクメニスタン(135位)
スリランカ(201位)
※()内はFIFAランキング(7月17日時点)
一度は否定するも正式にタイ代表監督就任を発表した西野朗氏。昨年のワールドカップで日本代表を指揮していただけに、対戦すれば間違いなく驚異になる。
カンボジア代表の実質的監督を務める本田圭佑は、日本代表として東京五輪出場を目指しているとも言われている。ワールドカップ予選では日本の敵となるのか!?
グループFの日本は、比較的良いグループに入ったと言えるだろう。簡単ではないとは言え、よほどの事が起こらない限り最終予選進出は想像できる。
一方で、今回のアジア二次予選は日本代表以外にも注目すべき点が多い。まずはグループC。イランとイラクが同居した。順当に行けばこの両国が勝ち上がるだろう。しかし、ダークホースになるかもしれない国がある。日本の本田圭佑が実質的監督を務めるカンボジアだ。現実的には厳しいと思われるが、どこまで勝ち点を重ねられるのかに注目したい。
続いてグループG。中東の強豪UAEとともに東南アジア4ヶ国がこのグループに集まった。特に注目は西野朗監督の就任が決まったタイだ。この激戦区を勝ち上がってくれば、日本の驚異となるのは間違いない。
その他にも、サウジアラビアとウズベキスタンが入るグループD、韓国と北朝鮮が激突するグループHなど、各グループで激戦が予想される。
年々レベルの上がるアジア予選、日本代表以外にも注目してみてはいかがだろうか。