伏兵・エドマンが決勝満塁弾 カージナルス逆転勝利

【カージナルス7-4レッズ】@ブッシュ・スタジアム

開幕95試合目にしてようやく飛び出したカージナルス今季初のグランドスラムは、伏兵のルーキーのバットから飛び出し、試合を決める一発となった。1点ビハインドの6回表、カージナルスはポール・デヨングのタイムリーで同点とし、二死満塁となって新人トミー・エドマンがセンター右への4号勝ち越しグランドスラム。先発のダコタ・ハドソンが5回3失点で降板したあと、リリーフ陣がレッズの反撃を1点に抑え、7対4で逆転勝利を収めた。ハドソンが今季9勝目(4敗)、5番手のアンドリュー・ミラーは今季2セーブ目をマーク。レッズは先発のタナー・ロアークが5回2失点と試合を作ったが、2番手のロバート・スティーブンソンが5失点と炎上し、今季2敗目(2勝)を喫した。

先発のハドソンが初回にエウヘニオ・スアレスに24号ソロを浴びて先制を許したカージナルスは、3回裏にもハドソンがジョーイ・ボットーのタイムリーとスアレスの犠牲フライで2点を失い、3点のビハインド。しかし、5回表にデヨングの14号2ランで1点差に詰め寄ると、6回表にはデヨングのタイムリーとエドマンの4号グランドスラムで5点を奪い、一気に試合をひっくり返した。直後の6回裏に2番手のジョン・ガントがフアン・グラテロルにタイムリーを許して1点を返されたが、3番手のジオバニー・ガジェゴス、4番手のジョン・ブレビア、5番手のミラーが合計3回2/3を無失点に抑えて3点差を死守。ナ・リーグ中部地区3位のカージナルスは、地区優勝争いとワイルドカード争いでともに2位につけるブリュワーズとの0.5ゲーム差をキープした。

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