有村架純「自分のキャパを超えて演じ切った」坂口健太郎とヒューマンラブストーリー

8月4日スタートのWOWOWプライム「連続ドラマW そして、生きる」(日曜午後10:00)の第1話完成披露試写会が行われ、主演の有村架純、坂口健太郎、共演の知英、岡山天音、月川翔監督が出席した。

同作は人間ドラマの名手・岡田惠和氏が紡ぐ究極のオリジナルヒューマンラブストーリーで、東北と東京を舞台に、過酷な運命のもとで生きた2人の男女と、彼らとめぐり合う人々の人生を描く。女優を夢見る生田瞳子役の有村は、役柄を演じるにあたり「彼女を生きるには自分のキャパを超えなければいけなかったけれど、皆さんに助けられながら演じ切ることができました」と振り返り、「脚本の岡田さんが描く女性像はこれまで私が演じてきたことのない女性像。岡田さんから頂いた役柄を愛することが岡田さんへの感謝として伝えられると思い、演じました」と思い入れたっぷり。

脚本家の岡田氏とはNHKの朝ドラ「ひよっこ」など数多くの作品でタッグを組んできたが「映画デビュー作から岡田さんとご一緒して、私をデビュー当時から見守ってくださっていて、自分自身を超える作品をプレゼントしてくださる方。私にとっては恩師のような存在です」と親愛を口にしていた。

また坂口と何度も共演している有村は「現場で会うたびに違う顔を見せてくれる俳優さん。彼が演じるキャラクターには繊細な部分もあり、大らかな部分もあり、どちらの面も兼ね備えています」とリスペクト。坂口も「僕も安心していられるし、心地よい空気に包まれる。撮影中は瞳子が一瞬、有村架純さんに見える瞬間もあって、その瞬間が見えるのは僕としてはありがたい。役と本人自身が重なる共鳴性を感じました」と返礼していた。

瞳子のアルバイト仲間で韓国人のハン・ユリ役の知英は、気仙沼や盛岡でのロケ撮影について「桜が満開の東京から季節をさかのぼっていくような感覚がありました。地元の人も優しくておいしいご飯も用意してくださり、癒やされました」とニッコリ。有村も「3月末の撮影で寒かったけれど、地元の皆さんがとても温かく、撮影現場の近くの喫茶店で温かいコーヒーを飲ませていただいたり、協力的な方々ばかりでした。それだけで『この作品を良くしなければ!』という気持ちになった」と撮影地のサポートに感謝しきりだった。

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