「未来の消防車」コンテスト 大道小4年大友亮仁君に優秀賞【大分県】

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「未来の消防車アイデアコンテスト」で優秀賞に輝いた大友亮仁君の作品

 大分市の大道小4年、大友亮仁(あきひと)君(9)の絵画が「第14回未来の消防車アイデアコンテスト」で優秀賞を受賞した。数々の美術コンクールで入賞しており、カラフルで緻密なタッチが特徴。「見た人が元気になる絵を描きたい」と意欲的だ。

 コンテストは今春、消防車メーカーのモリタホールディングスが小学生を対象に開催。夢のある未来の消防車をテーマに、全国から918作品が寄せられた。優秀賞(2点)は最優秀に次ぎ、今回は県内でただ一人の入賞。

 大友君の作品は「たくさんの人や動物を早く助け、環境にも優しい消防車」。AI(人工知能)ロボット搭載で、狭い場所にもいち早く駆け付ける。車両はゾウやクモ、鳥など動物の体の構造や能力を取り入れた特殊設計。魚のうろこから抽出したリン酸をまいて消火するなど、豊かな発想が評価された。

 図書館やインターネットで消防車の歴史、役割、機能を調べ、アイデアを練った。下書きを重ね、色鮮やかに細かく描いている。

 幼い頃から絵が大好き。小学1年の時、市環境ポスター展で最優秀賞に選ばれたのがうれしくて、県内外のコンクールに挑戦し始めた。昨年はホンダ「子どもアイデアコンテスト」で審査員特別賞、JAXA「“小惑星リュウグウ”想像コンテスト」で小学生低学年最優秀作品。今年4月には、文科省「科学技術白書の表紙絵・デザインコンクール」で佳作に輝いた。

 失敗を繰り返しながら、1カ月かけて作品を仕上げる。宿題や塾、遊びに忙しいが「音楽を聞きながら楽しく描いています」。母尚子さん(34)は「興味のあることや感じたことを自由に描いてほしい」と展覧会やイベントに積極的に参加させ、感性を磨いている。夢は天文学者。大友君は「宇宙の謎を解き明かしたい。絵は趣味で続けようかな」と目を輝かせた。