旅行会社312社による夏休み人気旅行先ランキング2019【国内編】

一般社団法人日本旅行業協会が、会員である旅行会社に対してアンケート調査を行い、312社から得た回答をもとに夏休み人気旅行先ランキングを作成しました。協会は、今年はゴールデンウィークの10連休に旅行をした人が多く、7月から9月の夏休みやシルバーウィーク期間は旅行需要が落ち込むと6月27日の会見で発表しています。ならば、かえって旅行のチャンスではないでしょうか?混雑せず、お手頃価格で旅行ができるかもしれません。

第5位 九州(昨年5位)

2015年から2017年の3年間、5位は新幹線開通で注目度が上がっていた北陸でした。それが、2018年に大河ドラマ「西郷どん」が放映されたことで九州がランクイン!前年の2017年は14位だったとあるので、効果大です。鹿児島など南九州の旅行商品がよく売れたということですが、ロケ地の聖地巡礼とまでいかなくとも、目にしたり耳にしたりして九州に行こうかなと影響を受ける人もいるのでしょう。大河ドラマは特に、各地域からの誘致合戦が激しいと聞いたことがあります。

第4位 大阪(昨年4位)

大阪人気をけん引しているのが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)です。子供が行きたがるので、ファミリー層だけでなく、三世代で訪問するそうです。おじいちゃん、おばあちゃんも孫かわいさに同行するのですね。大阪は、美味しいものが豊富なので、食における満足度が高い旅が実現します。また、「あべのハルカス」や「梅田スカイビル」といった超高層ビル、大阪城、天保山大観覧車といった人気コンテンツもあります。

第3位 東京(東京ディズニーリゾートを含める)(昨年3位)

夏休みになると、東京ディズニーリゾート目当てに、全国各地から子供連れで東京にやってきます。地方のファミリーの夏休みの旅行先としては定番中の定番とのこと。夏休みは子供が楽しめる観光地やテーマパークが人気の傾向ということで、それ以外に「東京ドームシティ」、「としまえん」そしてフジテレビの夏のイベントあたりに行っているのかもしれませんね。それらが続くと大人としてはかなり体力を消耗しますが・・・

第2位 沖縄(昨年2位)

ファミリー層には、沖縄や北海道は特に人気なのだそうです。レンタカー付フリープランの、家族が一部屋で泊まれる商品が好評です。離島で、デラックスホテルでゆったり滞在という層が増えています。傾向として、観光名所をめぐるよりも、自然体験やアクティビティー人気が上がってきていることから、子連れの場合は、海で遊んだり、ウミガメと泳いだりして過ごすのでしょう。2019年3月に、LCC向けの新空港が宮古島に出来ました。東京から直行便で、しかも安く行けるようになったので問い合わせが増えているそうです。

第1位 北海道(昨年1位)

近年の本州以南の熱さは異常といってもいいほど。その点、北海道は、気温が低く、快適に過ごせます。避暑目的と、どこまでも続く平らな道、美しい自然が魅力なので、夏休みは安定して北海道人気は高いです。そんな大自然を子供に見せたいというのが親心なのでしょう。シニア層だけでなく、ファミリー層に大人気です。夏休みの旅行は費用が高いイメージがあるかもしれませんが、北海道もLCC利用の手があります。

まだ夏休みやシルバーウィークの予定が未定の方、国内旅行もご検討を!

(参考)

JATA夏休み旅行動向調査2019

JATA夏休み旅行動向調査2018

JATA夏休み旅行動向調査2017

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