「好きなコトをして生きてきた」その①:おやじが憧れる、エンスー系実業家に会ってきた

©ゴールデン横丁合同会社

ゴル横のモットーであり、キャッチコピーは「懐かしいね、ほっとするね」だ。 昔好きだったものだったり、いま興味があるものだったりを誰に遠慮することもなく実践、あるいは応援する場であると思っている(伝わってる?(;´∀`))。 だから、ここに集まるおやじたちはなにかしら好きなものがあって、それに共鳴してくれているんだと思う。 そんな気持ちを大事にするおやじにとって理想のおやじ像は、どっかのYouTuberじゃないけど・・・

「好きなことして生きていく」人なんじゃないだろうか

そんな考えのゴル横一行(特にミノ)が気になっている理想のオヤジが1人いる。それがクラシックビートルのレストアやパーツ販売などを手がける有名店、「FLAT4」の創始者・小森隆さんその人だ。
趣味が高じてお店を開き、それが大成功した元祖エンスー系の実業家として有名な方なので、テレビや雑誌等で見たことがある人も多いだろう。
なんと、小森さん、ゴル横がお世話になっている町田さんと旧知の仲だと聞いた。これは、この伝手を使わぬ手はない!と町田さん経由でFLAT4本社への取材をお願いしてみたところ、快くOKをくださった。
今回は、その様子をお伝えしたい。

(※2018年8月の取材記事の再掲載です)

ファン垂涎の名車がズラリ!FLAT4ミュージアムフロア

早速、小森さんのお話をば!とも思ったのだが、実は現在、FLAT4さんは東京本社にてミュージアムフロアを公開中である。
そこにはFLAT4さんが所有する、ちょーーーーーーー貴重なフォルクスワーゲンのコレクションが所狭しと並べられているのだ!

今回の取材は、もともとこのミュージアムにお邪魔してみたいと思っていたミノが町田さんに相談したのがキッカケだったので、お話を伺いながら見学させていただくことになった。
まず第1回は、ミュージアムフロアの様子をじっくりと堪能してもらいたい!

まずは受付となる2階には商品となるカスタムパーツなどの他に、このときはレースカー、それに関連する古いパーツが展示されていた。
のっけから驚きのラインナップである。

そしてこのレースカーはレプリカなんかじゃなく、クォーターマイルのスピードを競ういわゆるゼロヨンレースなんかを実際に走っていた車なんだとか。
いや、“走っていた”ではなく、いまなお現役!ヨーロッパやアメリカに運んで実際に今でもレースに参加しているのだそう…しかもFLAT4社員の運転で!
そのスピードは400mを11秒台というから驚きだ!
命知らずの社員もいたもんだぜぇ…(;´Д`)

1枚目と2枚目の車については、FLAT4さんが当時の車をモデルに制作したレプリカで、3枚目のInch Pincher III(オレンジのビートル)に関しては実際のレースカーなんだとか。
でも1枚目の写真の車両は、モデルになった車のレタリングを担当したイラストレーター自身にレタリングを依頼するなど、すごいこだわりよう。もうある意味本物以上に本物の名車である!

町田:これ、手描きだよね?
小森:そうそう♪

お友だちモードで仲睦まじくお話する、理想のおやじ2人である。

セマフォ(腕木式方向指示器)と呼ばれる、ウインカーのご先祖さまを見せびらかす町田さんと、「鮭の切り身みたいでしょ?」とお茶目に説明する小森さんw

まだ受付の段階からミノはもう大興奮!しかし、ここはまだ始まりに過ぎないわけで…次はいよいよミュージアムフロアへと進むことに。

扉が開いた瞬間に、ビンテージカーがズラリ!

一同:うわ~~~~~~~…( ゚д゚)ポカーン

扉が開いた瞬間、一行が思わず歓声を上げてしまったミュージアムフロア。その歓声の理由を紹介していこうと思う。

1949/ TYPE-14 HEBMULLER CABRIOLET /BLACK
1949/ TYPE-14 HEBMULLER CABRIOLET /BLACK×CORAL LED
1953/ DANNENHAUER & STAUSS /BLACK
1956/ROMETSCH BEESKOW CABRIOLET/BLACK
1958/ROMETSCH LAWRENCE COUPE/BLACK×SILVER
1950/ TYPE-1 KARMANN CABRIOLET /BLACK×IVOLY

どうだろうか、このラインナップ…フォルクスワーゲン好きはもとより、車好きにはたまらないものがあるのではなかろうか?
最初の2台は2シーターカブリオレとして1949年にヘブミューラー社によって生産されたもの。
工場の火災などもありわずか696台しか生産されなかった貴重な車で、現存するのは90台くらいじゃないか、とのこと。それが2台もあるっていうんだから驚きだ!
ビートルの特長でもある一輪挿しももちろんありました。

こういうことやっちゃうのが、もうおしゃれだよね!
現代のニュービートルやザ・ビートルでもオプションであるとかないとか…

その次の3台はワーゲンベースのコーチビルドカー。
DANNENHAUER & STAUSS(ダネンハウアー ウント スタウス)製のものは小森さん曰く世界にも15台くらいしかないんじゃないか?という貴重なもの。見た目がどことなくポルシェ356に似てない?とは小森さん。

それもそのはずでパーツはほとんどポルシェと共通なんだとか。そもそもビートル自体がフェルディナント・ポルシェのデザインだったよね、確か(;´Д`)

その次の2台は、コーチビルドカーとして有名なROMETSCH(ロメッシュ)。

当時ポルシェ356なんかよりも断然高価で、最上級のラグジュアリーカーとして、ハリウッドのセレブを惹きつけてやまなかった車たちだとか。
1台作るのに2,000時間ほども掛けていたらしく、そもそも大量生産が出来る代物ではないので、そりゃあ貴重でしょう…

ちなみにROMETSCH LAWRENCE COUPEについては、小森さんはバナナカーと呼んでいるんだとか。言われてみれば車体のアーチがなんともバナナっぽいw

奥:1943/ TYPE-82E /MILITARY BEIGE 前:1946/ TYPE-11 BRETZEL / MILITARY BLACK

この2台は戦中戦後初期のビートル。
そのため反射するような部分がまったくないつや消し仕様になっている。その理由は爆撃されるのを避けるため。
キラリと光ればすぐに爆撃の餌食になってしまうのだから、ヘッドライトのリムやホイールキャップなど、至るところまで塗装されているのも頷ける。
単純につや消しかっこいい!とか思ってごめんなさい(´・ω・`)

ちなみに年式としてはこの2台が最も古いため、VWのロゴマークもちょっと違っている。

通称「COGマーク」と言われる、ロゴの周りに歯車のようなギザギザが付いたマークだ。KdFという大戦中から戦後まで生産されていたタイプの特長らしい。

もう1つ、古いビートルにはフォルクスワーゲンのロゴ以外に、本拠地ヴォルフスブルクの紋章をあしらったものもある。小森さん曰く、59年まではフルカラー、60年からは白黒に簡素化、そして63年には廃止されてしまったらしい…かっこいいのに残念(´・ω・`)

ヴォルフは狼、ブルクは城なので「狼の城」の意味だ。

ちなみに、この紋章をあしらったパーツもいっぱい置いてました!やっぱりファンもかっこいいと思ってたんだろなぁ…

さらに実車だけでなく、様々なパーツもファン垂涎のコレクションが溢れていた。
たとえば、テールランプのコレクションだったり…

ホーンリングだったり・・・

時代によって異なる、ドアノブのコレクションまであったりする

実車に至っては今回紹介したものはごく一部。他にも様々なコレクションがあるが全部は飾れないので、時々交換しているんだそう。
保有しているコレクションはWEBサイトでも確認できるので、チェックしてみると幸せな気分に浸れそうだ。

FLAT4/FLAT4ミュージアムCARコレクション

あまりにボリュームが凄かったのでざっくりとしたご紹介になってしまったのが心苦しいのだけど、それでもいかにスゴイお宝っぷりなのかは十二分に伝わったのではないだろうか。
小森さんは本当にフォルクスワーゲンがお好きなんだなぁ・・・というのがひしひしと伝わってくる素敵なミュージアムだった。

次回は小森さんと町田さんの、好きなことをして生きてきたお話と懐かし話をお届けします。お楽しみに!

今回ご協力いただいたお店

FLAT4(フラットフォー) 東京本社
東京都目黒区鷹番1-1-5
TEL:03-3792-7151(代表)

https://www.flat4.co.jp/