楽天美馬、完全試合まであと3人の快投 鷹5連敗、ハム4連勝で3ゲーム差に…19日のパ・リーグは?

通算400号本塁打を劇的なサヨナラ弾で決めた西武・中村剛也【画像:(C)PLM】

西武は中村がサヨナラ弾で通算400号、オリックスは山本の好投実らず

 パ・リーグは19日、各地で3試合を行い楽天、日本ハム、西武がそれぞれ勝利した。

 楽天は本拠地・楽天生命パークでソフトバンクと対戦。先発の美馬が8回まで完全試合という圧巻の投球を見せた。快挙まであとアウト3つまで迫ったところで明石に四球、栗原に安打を許して快挙達成は逃したものの、2安打1失点の好投で6勝目をマークした。打線は5回に茂木のソロ、銀次の適時打などで千賀から一気に4点を奪った。ソフトバンクは今季ワーストの5連敗。千賀が5回に大量4点を失うと、打線はあわや完全試合の沈黙。9回に快挙を逃れ、2安打で1点を奪うのがやっとだった。

 日本ハムは本拠地・札幌ドームでのロッテ戦に3-5で勝利し、後半戦いまだ負けなしの4連勝。初回に渡邉の適時打で先制すると、4回には中田が20号ソロを放って追加点。5回には大田がフェンス直撃の2点適時二塁打を放ってリードを広げた。先発の加藤は5回まで1安打無失点の好投。3番手の村田が2点を失ったものの、リリーフ陣がリードを守り抜いた。ロッテは3連敗。先発の二木が5回まで4失点を奪われた。

 西武は本拠地メットライフドームでオリックスと対戦し、延長11回サヨナラ勝ちを飾った。3点ビハインドで迎えた9回、金子侑がディクソンから起死回生の3ランを放って延長戦に持ち込んだ。同点のまま迎えた延長11回、中村が増井から左翼スタンドへの劇的なサヨナラ弾。史上20人目の通算400号本塁打を達成する一発で激戦に終止符を打ち3連勝とした。オリックスは連敗。先発の山本が7回4安打1失点と好投したものの、抑えのディクソンがまさかの同点3ランを被弾。さらに延長11回には増井がサヨナラ弾を被弾し敗れた。

→1 ソフトバンク 88試合48勝36敗4分 .571 –
→2 日本ハム 88試合45勝39敗4分 .536 3.0
→3 西武 86試合44勝41敗1分 .518 1.5
→4 楽天 86試合43試合41敗2分 .512 0.5
→5 ロッテ 85試合40勝43敗2分 .482 2.5
→6 オリックス 87試合37勝45敗5分 .451 2.5(Full-Count編集部)

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