台風5号北上 長崎県最接近 きょう午前 大雨恐れ

 台風5号の接近に伴い、本県は19日、風速15メートル以上の強風域に入った。長崎地方気象台によると、本県には最も早い南部、五島の両地方で20日明け方に最接近する見込みで、同日午後6時からの24時間降水量は多いところで100~200ミリとなる恐れがある。同気象台は土砂災害や暴風、うねりを伴った高波に警戒を呼び掛けている。
 20日の1時間降水量は五島60ミリ、壱岐・対馬50ミリ、南部と北部40ミリ。五島、壱岐・対馬の海上で最大風速20メートルとなる可能性がある。
 交通機関への影響も出ており、20日は九州商船が本土と離島を結ぶジェットフォイルやフェリーなどほぼ全ての便を欠航。雲仙市内7町で開催予定だった「市民一斉ラジオ体操」など県内各地でイベント中止が決まった。

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