参院選あす投開票 どうなる投票率 自民 50%下回る予想、野党 前回並みに期待

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 参院選は21日の投開票まで残り1日。長崎選挙区の各陣営は勝敗の行方に影響を及ぼす投票率の行方に気をもんでいる。春の統一地方選と夏の参院選が12年に1度重なる「亥(い)年」で選挙疲れも懸念されており、自民陣営は50%を下回ると予想。一方、無党派層の取り込みを狙う野党陣営は「前回並み」と期待を込めて予測する=候補者名は届け出順=。
 「18歳選挙権」が国政選挙に初適用された前回2016年の参院選長崎選挙区投票率は、前々回を1.85ポイント上回る55.89%だった。ただ、直近の今春の統一地方選を見ると、県議選48.02%、長崎市長選47.33%、佐世保市長選50.11%と、いずれも戦後最低を記録した。投票率は低落傾向にある。
 自民現職の古賀友一郎候補(51)陣営は、参院選の低調ムードを払拭(ふっしょく)しようと、閣僚クラスや知名度がある小泉進次郎衆院議員を応援に投入。期日前投票の呼び掛けにも力を入れる。それでも陣営幹部は統一地方選の投票率が県全域で低下したことを踏まえ、参院選は「47~48%」と辛く見積もる。
 一方、無党派層の取り込みが勝敗を大きく左右すると見る国民民主新人の白川鮎美候補(39)陣営は、投票率を前回並みの「55%」と想定。32万票の得票を目標に掲げている。陣営幹部は「投票率が下がると浮動票も減る。有権者に投票に行こうと呼び掛けており、1強政治に“待った”をかけたい」と力を込める。
 政治団体「NHKから国民を守る党」新人の神谷幸太郎候補(43)は期待を込めて「前回並みか、上がる」と語る。陣営本部がネット選挙を展開し、政治に無関心だった有権者から「初めて投票に行く」という声が届くといい、「長崎でも1票を掘り起こしたい」とする。
 期日前投票は、投票7日前の14日までで5.44%。前回同期比で0.39ポイント低下している。
 投票率は「雨の日は下がる」との見方もあれば、「行楽日和だと投票所に足が向かない」などともいわれる。今年は梅雨明けしておらず、長崎地方気象台の19日午後5時現在の予報によると、21日の長崎県地方は「曇り時々雨」。この天気が当日の投票動向にどう影響するだろうか。