左腕・スマイリーがフィリーズへ メジャー契約を結ぶ模様

現在フリーエージェントの左腕、ドリュー・スマイリーは、フィリーズの一員として早ければ日本時間7月22日のパイレーツ戦で先発する可能性があるようだ。日本時間7月20日に関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、スマイリーはフィリーズとメジャー契約を結ぶことで合意に至ったという。フィリーズのゲーブ・キャプラー監督は「まだ身体検査の段階だよ」とコメントしたが、通算32勝の実績を誇る30歳の左腕は、逆転でのポストシーズン進出を目指すフィリーズの先発ローテーションに加わることになりそうだ。

今季のスマイリーは、レンジャーズで13試合(うち9先発)に登板して1勝5敗、防御率8.42に終わり、日本時間6月26日に解雇。その後、同7月2日にブリュワーズとマイナー契約を結んだが、AAA級での3先発で防御率4.97と結果を残せず、メジャーに昇格することができなかったため、オプトアウトの権利を行使してフリーエージェントとなっていた。

キャプラーは「我々はおそらく彼と契約することができると思う」と語り、日本時間7月22日にパイレーツ戦で先発させる可能性があることを明らかにした。これに伴い、同日に先発予定だったビンス・ベラスケスは日本時間7月25日のタイガース戦に回ることが予想されている。また、スマイリーの加入により、不振に苦しんでいるニック・ピベッタが先発ローテーションから外れ、リリーフに回るようだ。

フィリーズは現在、ナ・リーグ東部地区の優勝争いでは首位ブレーブスから7.5ゲーム差の3位にとどまっているものの、ワイルドカード争いでは2位カージナルスと勝率.001差の同率3位につけている。投手力の弱さがチームの弱点となっているだけに、スマイリーがチームのポストシーズン進出を後押しできるか注目だ。

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