エンゼルスが右腕・ハービーをDFAに 今季防御率7.09

日本時間7月20日、エンゼルスは先発右腕のマット・ハービーをDFAとしたことを発表した。ハービーは、日本時間7月19日のアストロズ戦に先発したものの、6回6失点に終わり、今季の防御率は7.09に。先発ローテーションの一角を担うことを期待され、年俸1100万ドルの1年契約でエンゼルスに加入したが、その期待に応えることはできなかった。

エンゼルスのブラッド・オースマス監督は、今回の決断について「(ハービーをロースターから外したほうが)チームが勝つチャンスが増えると感じたから今回の決断は行われた」とコメント。「マット(・ハービー)はチームメイトから愛される存在だったけど、我々は試合に勝つというビジネスのなかにいる。ビリー(・エプラーGM)と話をして、我々が今後の試合に勝っていくためにはこれがベストの決断であると判断したんだ」と説明した。

ハービーは背中の痛みにより前半戦の大部分を欠場し、今季ここまで12試合に先発して3勝5敗、防御率7.09という成績。後半戦から戦列復帰を果たし、復帰後最初の登板では6回途中1失点の好投を見せたが、そのパフォーマンスを維持することはできなかった。新天地での復活を期待されたかつてのメッツのエース右腕は、期待に応えられないままエンゼルスを去ることになった。

エンゼルスは昨オフ、先発ローテーションの補強としてハービーを1年1100万ドル、トレバー・ケーヒルを1年900万ドルで獲得。また、新たなクローザーとしてコディ・アレンを1年850万ドルの契約で迎えた。しかし、アレンは大不振ですでにチームを解雇されており、ハービーの退団もほぼ確定。ケーヒルは先発投手として結果を残せずブルペンに回っており、オフの補強が全く機能しないなかでの戦いを強いられている。

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