夏の高校野球の神奈川大会4回戦で20日、第2シードの向上は今春の選抜甲子園に出場した桐蔭学園を8-4で下し、16強入りを果たした。
向上は二回に吉田、森川の連打で先制すると、三回には4短長打に足も絡めて3得点。4番石坂が3安打3打点の活躍を見せるなど、四回以降も小刻みに加点した。投げては2年生エース松村が切れ味鋭いスライダーを武器に八回途中まで4失点にまとめた。
向上の平田隆康監督は「秋春といい流れで打線が振れている。いい勝ち方ができたので次につなげたい」と話し、桐蔭学園の片桐健一監督は「うちは守備から攻撃につなげるチームだが、投手陣が抑えきれなかった。向こうのバッターも相当研究してきたのだと思う」と振り返った。