初スタメンの慶大・郡司が2打席連発の大暴れ 日米大学野球で持ち前の強打発揮

侍ジャパン大学代表がアメリカ代表相手にリード【写真:Getty Images】

ドラフト候補の「打てる捕手」が2打席連続の本塁打

 第43回日米大学野球選手権大会(全日本大学野球連盟、読売新聞社主催)の第4戦が20日、福島・ヨーク開成山スタジアムであり、「6番・DH」で初スタメンの郡司裕也捕手(慶大)が4回と6回に2打席連続でソロ本塁打を放った。今秋のドラフト候補のひとりが、米国相手に強烈な印象を与えた。

 4点を先制した直後の4回。先頭で打席に入った郡司が、悠々とダイヤモンドを回った。滞空時間の長い右中間への一発。さらに同じく先頭だった6回には、雨が降る中で左中間スタンドへ。左右に打ち分け、持ち前の強打を惜しみなく発揮した。

 仙台育英高時代は3年夏の甲子園で準優勝し、U18日本代表も経験。慶大進学後も「打てる捕手」として常に注目されてきた。今大会は第3戦まで代打で2試合に出場し、1打数無安打。負ければ米国の優勝が決まる大事な一戦で初のスタメンに名を連ね、きっちりバットで結果を残して見せた。(小西亮 / Ryo Konishi)

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