阪神、近本のサヨナラ犠飛で連敗「6」でストップ 劇的結末で約2週間ぶり白星

阪神・近本光司【写真:荒川祐史】

後半戦は初勝利、近本は自身初のサヨナラ打

■阪神 4-3 ヤクルト(20日・甲子園)

 阪神は20日、ヤクルトに4-3でサヨナラ勝ち。劇的な白星で連敗を「6」で止めた。先発の高橋遥人が7回2失点10奪三振と好投。打線はヤクルト小川に抑え込まれていたが、8回に糸原の同点打が飛び出すと、大山が勝ち越しのタイムリー。9回にドリスが同点に追いつかれたものの、その裏にドラ1近本がサヨナラ犠飛を放った。阪神はこれが後半戦初白星となった。

 阪神は2回、1死三塁で高山がセンターへ先制タイムリー。小川から幸先よく1点を奪った。しかし、その後は打線が沈黙。すると、好投を続けていた高橋遥が6回に2死からヒット2本と四球で満塁のピンチを招き、中村に2点タイムリーを浴びて逆転を許した。

 打線は小川に抑えられていたが、8回1死から近本が二塁打で出塁。すると、続く糸原が同点打を放った。糸井が左前打でつなぐと、大山は2番手・近藤からセンターへ勝ち越しタイムリー。逆転に成功した。

 しかし、9回に守護神ドリスが1点を失い、同点に追いつかれる。それでも、9回に先頭・北條が二塁打で出塁すると、陽川がバントを成功させて1死三塁に。ここで近本がレフトへサヨナラ犠飛。自身初のサヨナラ打で7日の広島戦以来、約2週間ぶりの白星をもたらし、チームの連敗は「6」で止まった。

 ヤクルトは小川が7回まで1失点の好投も、8回につかまった。9回に一時は同点に追いついたものの、最後はハフが1点を失い、連勝はならなかった。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2