パブリカ700バンDX | トヨタ - どことなく西海岸の香りがする

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みんなにマイカーを!

・モデル名 :パブリカ700 バン デラックス
・世代/型式:初代/UP10D型
・メーカー名:トヨタ
・年式   :1965
・撮影場所 :横浜ヒストリックカーデイ 2016

日本のモータリゼーションを推進しようと政府が検討した「国民車構想」。あまりに理想が高すぎてそのスペックを満たしたクルマは登場しなかったけれども、各メーカーの開発努力を刺激したことは想像に難くない。
トヨタは国民車構想が明るみになる前から排気量1,000cc以下の小型大衆車を開発しようと計画していた。当初、前輪駆動車として開発がすすめられたのだけど、当時の技術水準では性能や耐久性が実用レベルには届かなかったんだね。
そこでコンベンショナルな後輪駆動車に路線変更し、新開発の2気筒空冷水平対向エンジンを搭載してトヨタ初の大衆車が完成。車名を公募するキャンペーンを打ち、1961年に満を持して送り出したのがパブリカだ。40万円を切るという、軽自動車並みの低価格を実現していた。

消費者心理を読み誤った

ところが消費者の心はトヨタの読みとは違うところにあった。低価格を実現するために簡素に徹したパブリカは、「憧れのマイカー」とはみなされなかったんだね。うーん、過ぎたるは及ばざるがごとし、か。
そこでテコ入れのため、装備や外装・内装を奢った「デラックス」を投入。トヨタはようやく愁眉を開くことになったとうことだ。バンも派生モデル展開のなかで登場したんだ。
なんだかどことなく西海岸の香りがするのがまたいいね。こういうルーフキャリアも素敵だ。

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