県区候補、訴え最後まで

参院選、きょう投開票

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 第25回参院選は21日に投票が行われ、即日開票される。第2次政権発足から6年半続く安倍晋三首相(自民党総裁)の政権運営に有権者が審判を下す。与野党は、老後資金2千万円問題に端を発した公的年金不安、憲法改正、消費税増税の是非で対立した。安倍政権下での改憲に前向きな勢力が、国会発議に必要な3分の2以上の議席を維持するかどうかも焦点。22日未明に大勢が判明する。

 県選挙区(改選数1)は、自民現職の大沼瑞穂氏(40)=公明推薦、無所属新人の芳賀道也氏(61)=立憲民主・国民民主・共産・社民推薦、政治団体「NHKから国民を守る党」新人の小野沢健至氏(49)の3人が立候補。事実上の与野党一騎打ちとなった大沼、芳賀の両候補は17日間にわたって県内各地で舌戦を繰り広げた。

 運動最終日の20日は、両候補とも有権者の最も多い山形市など都市部で重点的に遊説し、懸命に支持を訴えた。小野沢候補は東京都内で運動した。

 参院選は3年ごとの半数改選。今回は定数3増になり、124議席(選挙区74、比例代表50)を与野党が争奪する。4日公示され、選挙区215人、比例代表155人の計370人が立候補した。選挙後の参院総定数は245となる。比例には優先的に当選できる「特定枠」が導入された。

 首相は自民、公明両党で非改選を含めて総定数の過半数に達する53議席を勝敗ラインに位置付けた。自公幹事長は両党で改選過半数63を目標とする。立憲民主党などの野党は、改憲勢力による3分の2議席確保の阻止を目指す。

 総務省によると、公示翌日の5日から19日までの期日前投票は、2016年前回選の同時期に比べ1.07倍。参院選への関心は全体的に低調とされ、投票率が前回の54.70%(選挙区)を上回るかどうかも注目される。