【高校野球神奈川大会】東海大相模、五回コールド勝ち 16-3で慶応下す

【東海大相模ー慶應義塾】 1回、東海大相模の鵜沼が先制ソロを放つ

 16強入りを懸けた夏の高校野球神奈川大会4回戦で21日、第1シードの東海大相模が昨夏の北神奈川大会を制した慶応と対戦し、東海大相模が16-3で五回コールド勝ちした。22日の5回戦(横浜スタジアム)で藤沢翔陵-湘南の勝者とぶつかる。

 昨夏の北神奈川大会準決勝で東海大相模が4-7で敗れた以来の両チームの顔合わせ。サーティーフォー相模原球場には早朝から高校野球ファンが詰め掛け、午前10時20分には外野席も開放された。先攻・後攻決めでは、じゃんけんで勝った東海大相模が後攻を選択した。

 慶応は初回1死満塁で関が遊ゴロ併殺でチャンスを逃すと、その裏に東海大相模打線が爆発。鵜沼の先頭打者アーチを皮切りに、山村の2点打や西川の適時三塁打など一挙6得点。二回は加藤の2ランなど5点を加えた。投げても二回途中からリリーフした遠藤が1失点にまとめるなど、陸の王者を寄せ付けなかった。一方、慶応は三回以降は広瀬のソロ弾のみと、大きく崩れた投手陣を援護できなかった。

 東海大相模の門馬監督は12安打16得点の打線について、「それぞれに特徴がある相手投手のボールを捉えていけたのが大きかった」と総括。昨夏の雪辱を果たし、「こちらは本当の意味でのチャレンジャーだった。攻めきれるかどうか。慌てないことが大事だった」とうなずいた。

 慶応の森林監督は「今年は投手力が足りないと分かっていたが、予想以上に打たれた」と潔く認めた。

© 株式会社神奈川新聞社