犯罪や非行をした人の更生を支援…「保護司」のやりがいとは?

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秋元才加とJOYがパーソナリティを務め、生活に身近な情報や政府の取り組みをわかりやすく伝えるTOKYO FMの番組「秋元才加とJOYのWeekly Japan!!」。7月20日(土)の放送では、千代田区保護司会の木ノ島希久子さんに、「立ち直りを支える地域のチカラ・保護司というボランティア」をテーマに話を伺いました。

秋元才加、JOY

「保護司」とは、犯罪や非行をした人の立ち直りを地域で支える更生保護ボランティアのこと。犯罪や非行により“保護観察”を受けることになった人の生活を見守り、指導や相談に乗ることが主な活動です。そのほか、犯罪や非行により刑務所や少年院に入った人の釈放後の生活環境を整え、地域や学校で啓発活動を行うなど、活動は多岐にわたります。

具体的には「保護観察を受けている人を定期的に家に招いて面接をしたり、逆に保護司がその人の家に出向き、家族も含めて最近の生活状況などについて話し合ったり、困っていることがあれば相談にも乗り、解決策を一緒に考えたりしている」と言います。

面接時は、話しやすい雰囲気づくりを心がけているとか。最初はなかなか心を開いてくれず、目を合わすことなく「うん」と相槌を打つくらいしかしてくれないこともあるそうです。子どもたちが興味のありそうな音楽やファッションなどをリサーチしておき、「徐々に信頼関係を築いて“あなたの味方ですよ”と感じてもらえるよう、心を開いて接しています。そうすると、いろいろな話をしてくれるようになる」と木ノ島さん。

保護司として31年間の活動をしてきたなかで、「つい最近のことですが、バイク事故で保護観察付執行猶予となった男性のことが印象に残っている」と話します。保護観察の期間中、その男性は経済的に厳しい時期もあったそうですが、仕事や彼女、親のことなどいろいろな話を聞き、丁寧に相談に乗ったそう。そして、保護観察が終了した際、「本人に労いの言葉をかけたら、『毎月2回、面接してもらうのが生活の張りになっていた。愚痴を含めていろいろな話を包み隠さず話せたことで、心が安らいだ』と言ってもらえて。涙が出るほどうれしく、保護司をしていて良かったと感じた瞬間だった」と振り返ります。

木ノ島さんによると、保護司をしている人は、会社員や元教師、お寺の住職や主婦などさまざま。自身は、薬物依存のある保護観察中の人と接するときに、薬剤師の仕事をしていたころの知識を活かせたそうで、「いろいろな職業の人が保護司になってくれることで、支援の内容が豊かになる」と語ります。

保護司の支援活動は、ボランティアのため無償。それでも、ライフワークの1つとして続けている人が大勢いるのは、「こうした活動が明るい街づくりにつながっていることも理由の1つです。自分自身の成長にもなるし、保護司の仲間ができることも大きな財産になっています」とやりがいを語る木ノ島さん。

さらには、「犯罪や非行をした人への偏見や差別を持たず、犯罪や非行をした人の更生について理解を深めていただきたい。多くの人が、更生保護ボランティアの仲間になってくれることを願っている」と期待を込めます。

なお、7月は“社会を明るくする運動”の強調月間。全国でさまざまなイベントが開催されているそうで、「ぜひ、参加していただきたい。犯罪や非行のない安全な暮らしを支えるために、自分に何ができるかと考える機会になればいいと思う」と呼びかけていました。

秋元が「木ノ島さんの人柄はとても素敵でしたね」と話すと、JOYも「とても優しい雰囲気で。だからこそ、たくさんの人を更生させてこられたんだと思う」と感心しきりでした。

(左から)秋元才加、JOY、木ノ島希久子さん

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<番組概要>
番組名:秋元才加とJOYのWeekly Japan!!
放送日時:毎週土曜11:00~11:25
パーソナリティ:秋元才加、JOY
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/japan/