対馬丸遭難や永井博士 知って 「紙しばい会」新たに5作品

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新作を上演する「紙しばい会」のメンバー=長崎原爆資料館

 被爆者らでつくる「紙しばい会」(末永浩代表)の発表会が21日、長崎市平野町の長崎原爆資料館であり、約30人の参加者が、原爆や戦争の悲惨さを伝える紙芝居に見入った。
 同会は2007年に長崎平和推進協会継承部会と平和案内人の有志が設立。翌年から発表会を開いている。これまでに計63本の作品を制作。現在は被爆者5人を含む7人で活動している。
 原爆のほか、太平洋戦争中に米潜水艦の攻撃で学童疎開船が撃沈された「対馬丸遭難事件」や、自ら被爆しながらも多くの被爆者の治療に当たった永井隆博士の生涯などを題材にした新作5本が上演された。
 来場した松浦市立御厨中の教員、光武弘子さん(46)は「分かりやすい表現と絵で話がすっと入ってきた。紙芝居で学んだことを子どもたちに伝えたい」と感想。末永代表(83)は「特に、原爆の恐ろしさを後世に引き継ぐ子どもたちに見てほしい」と語った。