長崎選挙区 投票率45.46% 過去最低

10.43ポイント低下 論戦低調、天候も響く

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 第25回参院選長崎選挙区の投票率は前回よりも10.43ポイント低い45.46%で、1995年の49.78%を下回り過去最低となった。安倍政権の評価や憲法改正を巡る論議が争点化した一方、県政に絡んだ課題に関する論戦は深まらず、選挙戦終盤や投票日に悪天候に見舞われたことが響いたとみられる。

 投票率は県内全21市町で前回より低下。大票田の長崎市や佐世保市など12市町で10ポイント以上の大幅下落となった。自治体別で最も高かったのは北松小値賀町の71.86%(前回比4.80ポイント低下)。同町以外に60%を超えた自治体はなく、最も低かったのは西彼時津町の42.46%(同10.58ポイント低下)だった。
 県政課題を巡っては、再選した自民現職の古賀友一郎氏、対抗馬だった国民民主新人の白川鮎美氏ともに、国営諫早湾干拓事業を巡る問題では開門調査に否定的で、九州新幹線長崎ルートでは全線フル規格での整備を求める点で一致。明確な争点が乏しかった。
 両陣営とも関係者は「候補者の知名度不足」を懸念しており、古賀氏サイドは自民の県議会会派の分裂を巡る問題、白川氏サイドは野党共闘で候補を一本化した政党間の政策を巡る温度差などがくすぶり、ともに一体的な活動に盛り上がりを欠いた印象だ。
 期日前投票は前回より投票所の数を増やして増加が見込まれていたが、終盤の台風や大雨の影響で伸び悩み、有権者数に占める期日前投票者数の割合は17.43%(同0.19ポイント低下)にとどまった。