男子砲丸は東海林(蔵王一)V

県中学総体主会期第3日・陸上、県中学新14メートル78

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〈陸上男子砲丸投げ決勝〉14メートル78で県中学記録を塗り替えて優勝した東海林慎也(蔵王一)=酒田市光ケ丘陸上競技場

 第59回県中学校総合体育大会主会期第3日は21日、県内各地で13競技が行われた。陸上男子砲丸投げは東海林慎也(蔵王一)が14メートル78の県中学記録で優勝した。バスケットボールは男女ともに山形六が栄冠をつかんだ。

指先まで力、兄の助言胸に  陸上男子砲丸投げは東海林慎也(蔵王一)が14メートル78の県中学記録を樹立した。試技を重ねるごとに距離を伸ばし、自己ベストも更新。頂点に立った3年生は「県で一番の記録を狙っていた。しっかり実力を出し切ることができた」と充実感をにじませた。

 序盤は不調だった。「投げる際に球が滑っていくような違和感があった」と語るように、1、2回目の試技では砲丸をつかみ切れずに伸び悩んだ。競技経験のある兄の雅也さんからアドバイスを受けてフォームを見直し、体の重心を低くしてバランスを調整。指先まで力を伝え、アーチを描くような軌道を意識すると飛距離が伸び始めた。

 「集中力と勝負強さは際立っている」と佐竹優顧問。理想の形に徐々に近づき、4回目には「何としても県記録を出す」と気持ちを高めた。強い決意と修正されたフォームがかみあった砲丸はこれまでとは一線を画する圧倒的な力強さを見せ、念願の新記録につながった。

 左ひざに慢性的な痛みがあり下半身の筋肉強化が追いついておらず、目指している投球ができていないのが実情。万全な状態ではないが「各大会では自分のベストを尽くしたい」とし「目標は東北で優勝し、全国で表彰台に上がること」とさらなる成長に向けて意気込みを語った。