「速い、とにかく速い」 鷹の韋駄天・周東が見せた圧巻のスピードにパTVも特集

ソフトバンク・周東佑京【写真:荒川祐史】

代走で登場し、警戒を掻い潜って二盗→単打で生還

 今季の開幕前に、育成選手から支配下登録への昇格を果たし、今ではチームにとって欠かせぬ存在となっているソフトバンクの周東佑京内野手。その最大の武器が50メートル走5秒7と言われる、球界でも指折りの俊足だ。

 その周東が21日の楽天戦(楽天生命パーク)で、圧巻の走塁を見せた。6連敗で迎えたこの試合。何とか連敗を止めたいソフトバンクは8回を終えて1点のリードを奪っていた。最終回。1死から明石が三塁への内野安打で出塁すると、工藤公康監督はすかさず、代走に周東を起用した。

 まさに「走」のスペシャリストと言える周東は、いまやソフトバンクの切り札とも言える。その周東、続く甲斐の2球目でスタートを切った。楽天バッテリーの配球は、盗塁を警戒して外角のストレートだったが、お構いなし。二塁を陥れて今季16盗塁目を決めた。

 すると、甲斐の左前安打で一気に本塁へ。当然、楽天外野陣は定位置より前に守備位置を取っていたものの、その警戒を掻い潜って貴重な追加点を生み出した。この1点でリードを2点に広げたソフトバンクは連敗をストップさせた。この圧巻の速さに、パ・リーグTVも注目。「速い、とにかく速い」として、この走塁を特集した動画を公開している。(Full-Count編集部)

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