「夢食堂の料理人~1964東京オリンピック選手村物語~」で高良健吾らがおもてなしの原点を‟ほっこり”描く!

「夢食堂の料理人~1964東京オリンピック選手村物語~」で高良健吾らがおもてなしの原点を‟ほっこり”描く!

東京オリンピック開会まであと1年となる7月23日。カウントダウンを迎えるにふさわしい感動の青春ドラマ「夢食堂の料理人~1964東京オリンピック選手村物語~」がNHK総合で放送されます! 1964年の東京オリンピック選手村を舞台に、今まで描かれることのなかった、東京五輪を陰で支えた若者たちにスポットを当てたもう一つのオリンピック物語。そんな今作の見どころをお届けします!

ご存じの方も多いと思いますが、64年の東京大会はアジア初のオリンピック開催でした。日本中が大会開催に向けて沸く中、大きな問題は世界の国々からやって来る選手たちの食事でした。選手団の総数は約7000人。当時の日本では未知の数字です。世界からの信用ゼロ、日本人の経験ゼロの挑戦がこの時から始まります。そこで選手村食堂に全国から集められたのは300人の料理人。彼らは西洋料理のみならずアジア、中南米、アフリカなどの見たこともない各国の料理と格闘することになります。選手の出身国によって食べ物の好みも日本とは違いますし、食べ方もさまざま。そんな選手たちの要望に応えるため、そして安全な食事を提供するという使命を果たすため、料理人たちは技術と工夫をこらして日々奮闘していきます。

今作の主人公は高良健吾さん演じる坂田三郎。秋田県の小さな町の食堂で働く青年です。三郎は「半人前だから」という理由でオリンピック派遣されることになります。そして三郎が選手村で出会うのは、全国各地から派遣された料理人たち。ホテルから派遣されたエリート料理人の山田和雄をSnow Man・宮舘涼太さん、そして鹿児島から派遣された高木弘を渋谷謙人さんが鹿児島弁を披露しながら演じます。選手村には多くの外国の選手たちが集まり、各国の言語が飛び交うのは当たり前ですね。しかし、今作ではそれに加えて、三郎が秋田弁を話すのはもちろん、全国から集められた料理人がそれぞれ自分の故郷の言葉を話すので、同じ日本語でも「え? 今なんて言ったの?」となりながら楽しめるのも、この作品の見どころの一つ(笑)。三郎の周りで標準語を話すのは宮舘さん演じる山田くらいなのですが、エリートでフランス語まで話せる彼には、実は隠された秘密が…。それは放送を見てのお楽しみです!

そして今作には料理人以外にも、さまざまな職種の人々が登場。松本穂香さんは理髪師・島田恵子役を好演。そしてアイロンがけや裁縫をするオリンピックママを須藤理彩さんが演じます。どんな職業の人々が集まって選手村を運営していたのか、そして彼らが外国からの選手たちを迎えるにあたって、どんな悩みを抱えて働いていたのかが垣間見えます。ちなみに、集められた若者たちは外国語が堪能な人たちばかりではありません。それぞれが、つたないながらも知っている単語を使って外国人選手たちとコミュニケーションを取っていく姿は、見ていてとてもほっこりするものでした!

さらに、作中では64年大会の当時の映像が使用されています。当時を知る人からしたら、懐かしい気持ちになるのではないでしょうか? 当時の映像を見ると、舞台となった選手村は、ちょうど東京・渋谷のNHK放送局から見える辺り。いつも見えるこの景色の中で大会が行われていたのだと考えると、なんだか感慨深い気持ちになり、いよいよ来年なんだなぁ…という気持ちが湧き上がりました。若き青年たちが、選手村での活動を通して何を学び、どう成長していくのか。彼らの情熱と、選手村での国を越えた交流を通して、日本人の誇るおもてなしの原点を描くドラマ「夢食堂の料理人~1964東京オリンピック選手村物語~」は7月23日放送です! お見逃しなく!!

【番組情報】


「夢食堂の料理人~1964東京オリンピック選手村物語~」
NHK総合 7月23日 午後7:30~8:42
NHK BS4K 8月3日 午後7:30~8:53
※NHK BS4Kでは83分版を放送

NHK担当 A・M

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