人気声優・小松未可子が青春時代を振り返りながら演じた海外アニメ「ブレイベスト・ウォリアーズ」が日本初放送！

人気声優・小松未可子が青春時代を振り返りながら演じた海外アニメ「ブレイベスト・ウォリアーズ」が日本初放送！

アニメ専門チャンネル「カートゥーン ネットワーク」では、日本初放送となるアニメ「ブレイベスト・ウォリアーズ」（日曜午前10：00）が7月28日からスタート！ 本作は、西暦3085年の宇宙を舞台に、クリス、ベス、ダニー、ウォローたち4人のブレイベスト・ウォリアーズが、宇宙の平和を守るため悪者たちと戦うSFコメディー。今回はヒロイン・ベス役の吹き替えを担当した、小松未可子に見どころや作品にまつわる話などを伺った。

──意外にも大人向けの作品で、次第に引き込まれていきました。

「見た目はすごく単純な顔をしていて、一見、子ども向けのビジュアルだと思うんですが、大人向けのお話なんじゃないかなと思うぐらい、画（え）と内容とのギャップが魅力で。制作側も悩みながら作ってくださっているようで。めったにないんですが、台本の中に、『このワードはこういう意味です』と説明や考察を書いていただいていて、そのぐらい実は、奥が深いお話になっているというのが見どころだったりしますね」

──ご自身とベスとの共通点は？

「素直になれないところはよく分かるな～って思いますね。家族にこそ素直になれないというか。少し対象が違うんですが、ベスはクリスに対して“ツン”な部分が大きかったりするので、そういう部分は分かる気がしますね。なので、ベスに対していつも真っすぐな、クリスのようなキャラクターには憧れます」

──日本のアニメと海外アニメの演じ方の違いや、難しさはありましたか？

「日本ならではの言い回しや、リアクションがあったりするので、原音に合わせつつも、なるべくナチュラルに演じるところは結構意識していますね。日本だと“ツン”と“デレ”がはっきり出ていて分かりやすいんですが、原音では、言葉をストレートに伝えながらも、本当は違うことを考えているという、すごく複雑な心境を表現していて、そのさじ加減が絶妙に難しいところでしたね」

──お好きなシーンは？

「ベスがプラムに連れられてクラブに行くお話で、ベスがタイプではない気持ち悪い宇宙人にナンパされて、暴走しちゃって戦うシーンがあるんですが、そこで放ったベスのセリフが『いや、それ言う!?』という言葉で（笑）、そのシーンが好きですね。ぜひ、そのセリフは番組を見て確認していただきたいです」

──クリスとベスの恋愛模様も見どころの一つですが、演じる上で意識したことは？

「大人になりすぎない恋愛観というか、10代特有のドキドキ感というのを、“青春”を思い返しながら、演じましたね」

──クリスはベスに対してとても一途ですが、ご自身は一途に好きだというものはありますか？

「ずっと好きなのは、倉木麻衣さん。唯一、一途に好きな存在ですね」

──倉木さんとは共演されたこともありますが、また一緒にお仕事できるなら何をしてみたいですか？

「考えたこともなかったです！ もし次一緒にお仕事できるなら、アフレコしたいですね。同じアフレコブースで、隣に並んで掛け合いをしてみたいですね」

──この作品を通して、今後どうしていきたいという考えが変わったりしましたか？

「この作品を自分の人生に置き換えると、分岐点って本当にたくさんあって、少し先の未来は今の自分の行動でかなり変わるんだなって。それを考えると、慎重になってしまう時もあるんですよね。でも、役者としてはチャレンジしつつ、ずっと愛される作品に自分も携わりたいというのが夢なので、『ブレイベスト・ウォリアーズ』がシリーズとしてずっと続いてほしいなと思いますし、作品とともに成長していきたいなと思います」

──最後に、アニメをご覧になる皆さんにメッセージをお願いします。

「一話一話オムニバスになっていていますが、でも全体を通してみると壮大な物語になっています。深い物語がありつつも、毎話コメディーでシュールな笑いにあふれているので、気持ちを楽にして見ていただければと思います。大人の方はぜひ伏線を回収していきつつ、考察しながら見てもらえると楽しいんじゃないかなと思います。ぜひお楽しみに」