不安定な天気続くも、大暑を境に暑さ加速

23日は、西日本から東北にかけて大気の状態が非常に不安定となっています。晴れ間が出ていても急に雨雲が湧いて雨や雷雨となる可能性があり、空模様の変化に注意が必要です。

日本海の上空9600メートル付近には、この時季としては強い寒気を伴った低気圧があり、夜にかけて北陸や東海付近の上空に近づく見込みです。北陸や東海、甲信の中部エリアや関東北部では、上空の寒気や湿った空気の影響で特に不安定な天気となり、局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の降るおそれがあります。低い土地の浸水や土砂災害にお気をつけください。

また24日(水)は、本州できょうより晴れ間の出る所が多くなるものの、上空の寒気や湿った空気の影響が残り、午後を中心に大気の状態が不安定となるでしょう。一方、気温は全国的に30℃を超える所が多くなる見込みです。きょうは二十四節季の一つ「大暑」で、一年で最も暑いころを意味しますが、大暑を境に暑さが加速しそうです。

気象予報士・佐藤 温子

画像について:11月23日(火)午前11時発表の週間予報

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