《秋田犬・柴犬》訪日観光客に人気の日本犬の飼い方や価格を徹底解説

ロシアのフィギュアスケート選手、アリーナ・ザキトワさんに贈られたことでも有名な秋田犬とアメリカなどの海外でも高い人気を誇る柴犬。どちらも日本を代表する犬種ですが、最近は日本国内よりも海外での人気が高まり、飼いたいと願う訪日観光客も増えています。どうして秋田犬と柴犬が人気なのか、その理由としつけのポイント、価格の平均相場を紹介します。

海外でも人気が高い秋田犬と柴犬

日本の犬は素朴でありながら、気品と風格が感じられる姿が特徴です。飼い主に対して懐きやすく、家族を守り礼儀正しい性格になるため、他の犬種に比べて飼いやすい点なども海外での人気が高い理由の一つです。

日本犬の中でも、海外の愛好家が多い柴犬は英語でも「Shiba Inu」と呼ばれています。また、秋田犬もハリウッドで映画化された忠犬ハチ公のイメージが強く、近年は国内より海外からの人気が高まっています。

秋田犬はこんな犬

秋田犬は狩猟犬をルーツに持つ大型の犬です。忠犬ハチ公の物語でよく知られているように、人によく懐き、愛情深い犬と言われています。

足が長く、短毛のためがっちりとした体形がわかるシルエット。勇敢な顔つきに三角形の耳がチャームポイントとなっています。子犬の頃は丸みを帯びたモフモフした姿が愛らしいのも人気の理由です。

秋田犬を飼うときのポイント

秋田犬は飼い主やその家族には愛情深いのですが、もともと狩猟犬だったこともあり、家族以外の人を警戒しやすい性格をしています。

大型犬のため軽くじゃれついているときでも、噛み癖があると人に怪我をさせてしまうことがあり、注意が必要です。運動量も多いため、散歩は毎日欠かさずたくさんの距離を歩かせましょう。

秋田犬の価格

秋田犬は50,000~100,000円で取引される場合が多いようです。しつけがしやすい子犬ならば約100,000~350,000円で取引される場合もあります。

顔立ちが可愛いとさらに高額になりますが、こだわらなければ相場より安く購入できます。秋田犬を購入する場合はしつけをした上で販売している信頼できるブリーダーからがおすすめです。

柴犬はこんな犬

柴犬は秋田犬と同じ日本に古くからいる狩猟犬です。顔は秋田犬が幼く見えるほどかっこいい雰囲気を持ち、性格も秋田犬より扱いやすいと言われています。

体格はやや小型であるものの、筋肉質で頑丈な体を持ち、寒い環境にも適応できます。オスは好奇心旺盛で気が強い性格。メスは落ち着いていて、家族の気持ちを理解する優しい性格です。

柴犬を飼うときのポイント

しつけをする際は主従関係をはっきりさせることで飼い主によく懐きます。一度覚えたことは忘れないなど学習能力が高いため、飼い主とよい関係であればしつけはしやすいといえるでしょう。

活発で体を動かすことが大好きなため、運動不足はストレスにつながります。また、神経質な面があるため、知らない人や他の犬と接することや、しつこいスキンシップが苦手な傾向があります。

柴犬の価格

平均相場は赤毛の柴犬で約50,000~200,000円です。寒い時期は子犬が産まれにくく、季節や人気の毛色によって価格が変動します。赤毛より数が少ない白毛は約150,000円、黒毛・胡麻毛は約100,000~180,000円と価格が高くなりがちです。

購入の際は秋田犬と同じくブリーダーからがおすすめです。できるだけ信頼できる業者を選ぶため、ブリーダーの情報サイト「ブリーダーワン」などで探すことをおすすめします。

運動能力と忠誠心の高さ、懐いた相手には愛情深い性格が訪日観光客や有名人を魅了している秋田犬と柴犬。しかし、人気の高まりによって、血統書を偽った偽物が取引されることもありますので、注意してください。偽物を購入しないようにするためには、信頼できるブリーダーから購入することが大切です。しつけは比較的難しい犬種ですが、しっかり教え込むと飼い主に愛情を持って接するようになるため、できることなら子犬の頃から飼うことをおすすめします。

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