夏休み、運転に自信があるドライバーほど要注意!? 自信の有無で事故遭遇率に約4倍の差

※画像はイメージです

フェラーリ 458イタリアのステアリングハンドル│運転操作中、親指で簡単に(?)操作できるよう中央部にボタン式のウィンカーが配置されている

夏休みに注意すべき自動車トラブルを調査

総合旅行プラットフォームを運営する株式会社エアトリは、20代~70代の男女772名を対象に「夏休みの自動車トラブル」に関する調査を実施した。

夏休みシーズンに入ると、旅行や帰省のため普段は運転しない人もハンドルを握る機会も多くなる。そこで心配になるのが事故や迷惑運転などの「自動車トラブル」だ。これまで遭遇した事故やトラブルを調査することで、夏休みに注意すべきポイントが明らかになった。

運転に自信がある人の方が事故遭遇率が高い!?

夏休み、たまの運転で自信がないドライバーほど事故に遭いにくい!? 衝撃の調査結果が明らかに 【旅行サイト「エアトリ」調べ】

あなたは運転に自信がありますか?

運転に自信があるかとの問いに対して「普通」という回答が約半数を占めたが、次いで「ややある」(23.4%)、「非常にある」(11.5%)が続き、3人に1人は「自信がある」と回答した。

いっぽう自信が「あまりない」「全くない」と回答したのは13.9%に留まった。

自信過剰が事故につながる!?

今まで運転中に自動車事故を起こした・巻き込まれたことはありますかとの問いに対し、「事故を起こした」割合は運転に自信がある人が56.8%だったのに対し、自信がない人は37.1%となった。

また「事故に巻き込まれた」割合は運転に自信がある人が53.9%の一方で、自信がない人は37.1%となり、運転に自信がある人の方が事故を起こしたり、巻き込まれたりしているという結果が明らかになった。

運転への自信から車間を詰めすぎてしまったり、注意を怠ってしまうことにより事故を起こしたり、巻き込まれてしまっていることが想定される。

休日は事故遭遇率に約4倍の差

夏休み、たまの運転で自信がないドライバーほど事故に遭いにくい!? 衝撃の調査結果が明らかに 【旅行サイト「エアトリ」調べ】

土日祝日などの休日には、普段運転をしない人もハンドルを握る機会が増える。

そこで、休日に「事故を起こした・巻き込まれた」経験がある人の中で運転の自信の有無を調べたところ、自信ある人は41.5%だったのに対し、自信がない人は10.8%と、かなりの差が出た。

休日においても事故に遭遇しやすいのは運転に「自信がない」人より「自信がある」人のようだ。

みんなの事故経験「高速道路・駐車場」編

■中央道で大雨に遭いハイドロプレーニングになりハンドルが効かず側壁に接触。(70代・男性)

■渋滞で止まっていた隣の車線で事故があり、後ろの車が脇見で追突してきた。(40代・女性)

■前を走っていた車が高速道路で急停止したので、急ブレーキを踏んだが、後続車が追突してきた。(60代・男性)

■駐車場に車を駐車していたら、前面道路走行車に激突された。(50代・男性)

■コンビニから二車線の左に行こうとしたら縁石に擦った。ショッピングモールの駐車場に停めていたら傷つけられていた。(20代・男性)

■駐車場内で停車中後方に停めていた車がバックして追突。(40代・女性)

■駐車場で走行中に駐車位置から出るためにバックで出てきた車にあてられた。(50代・男性)

イラっとくる迷惑運転、1位は「急な割込み」

夏休み、たまの運転で自信がないドライバーほど事故に遭いにくい!? 衝撃の調査結果が明らかに 【旅行サイト「エアトリ」調べ】
夏休み、たまの運転で自信がないドライバーほど事故に遭いにくい!? 衝撃の調査結果が明らかに 【旅行サイト「エアトリ」調べ】

9割の人がイライラを経験

他の車の運転にイラっとしたことがあるかとの問いに対し、91.0%もの人が「ある」と回答した。運転をする以上、他の人の運転が気になるのは必然のようだ。

重大事故につながる危険性も

運転中、どんな迷惑を被ったことがあるかとの問いに対し、1位は「急な車線変更、割り込み」(69.9%)、続いて「ゆっくりすぎる運転」(58.5%)、昨今問題になっている「煽り運転」(43.4%)も3位にランクインし、4割以上の人が迷惑運転を経験していることが分かった。

1位の「急な車線変更、割り込み」と3位の「煽り運転」は重大な事故につながる可能性も高いため、事前にそのようなシチュエーションに遭遇した場合の対処法をシュミレーションしておくことが重要だ。

迷惑運転に対するアドバイス

■対抗意識を持たず、何かあったときには深呼吸を3回ゆっくりとして、残念な人なのだという憐れみの感覚を持ち、関わらないでおこうと決意する。(50代・男性)

■速度は控えめにし、止まるだろう、見ているだろうなどの相手への期待は禁物。(60代・男性)

■自分だけが運転しているのではなく、他車(者)の運転にも気を配る必要がある。(50代・男性)

調査概要

■調査タイトル:「夏休みの自動車トラブル」に関するアンケート調査

■調査対象:20代~70代の男女772名

■調査期間:2019年7月11日~7月15日

■調査方法:インターネット調査

■調査主体:株式会社エアトリ

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