〔熱中症〕7月15日から7月21日の7日間で1948人搬送、搬送者数は前週より増加、前年同期比2万人減

総務省消防庁は23日、熱中症による救急搬送状況(速報値)を公表しました。
7月15日から7月21日の7日間における全国の救急搬送者数は1948人で、前週(797人)に比べて1151人増加し、前年同期(22675人)と比べて20727人減少しました。
傷病の程度別では、初診時において死亡が確認された人は0人で、前週と同数。また、3週間以上の入院加療を必要とする重症者は46人で、前週(14人)に比べて32人増加しました。
年齢別では、満65歳以上の高齢者が994人で、全体の51.0%を占めています。
発生場所別では、住居が667人と最も多く、全体の34.2%を占めています。
また、都道府県別では、大阪府が149人と全国で最も多く、次いで埼玉県が113人、愛知県が105人となっています。

気温や室内の温度が高い状況下では、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなることによって、体温の上昇・めまい・立ちくらみ・体のだるさ・頭痛・吐き気などの症状を呈し、重症化すると、けいれんや意識の異常など、様々な障害を引き起こします。こまめな水分・塩分の補給、扇風機やエアコンの利用などにより、熱中症の予防に努めましょう。

■熱中症による全国の救急搬送状況(2019/7/15~7/21・速報値)
・救急搬送者数:1948人
※前週比1151人増、前年同期比20727人減

<日別>
・7/15(月):188人
・7/16(火):246人
・7/17(水):418人
・7/18(木):218人
・7/19(金):203人
・7/20(土):329人
・7/21(日):346人

<傷病の程度別> ※初診時の状況
・死亡 :0人
・重症 :46人
・中等症:593人
・軽症 :1292人
・その他:17人

<年齢別>
・18歳未満:307人
・18~65歳:647人
・65歳以上:994人

<発生場所別>
・住居(屋内外を含む):667人
・工事現場や工場などの仕事場:219人
・農・畜・水産作業の仕事場(田畑・海など):63人
・教育機関:133人
・屋内(飲食店・病院・劇場など):150人
・屋外(競技場・屋外駐車場など):277人
・道路:311人
・その他:128人

<都道府県別> ※上位5都道府県まで
・大阪府:149人
・埼玉県:113人
・愛知県:105人
・兵庫県:99人
・東京都:92人

◆総務省消防庁|熱中症情報
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html
※総務省消防庁は、上記Webサイトに熱中症の予防啓発コンテンツを設置し、熱中症の予防を呼び掛けています。

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